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重要テーマ決定プロセス

重要テーマ決定プロセス

私たちは、「お客さまのお役に立つために進化し続ける」「人の成長=企業の成長」という経営理念に基づき、「すべての人が『しあわせ』を感じられるインクルーシブな社会を共に創る」ことをミッションとしています。
つまりは、金融と小売の融合を通じて、経済的な豊かさだけでなく精神的な豊かさとしての「しあわせ」を提供すること、一部の人たちだけでなく、すべての人が「しあわせ」になれる社会の実現をめざすことを意味しています。
しかしながら、このように大きなミッションを私たちの力だけで実現することは叶いません。
そこで、私たちは、お客さまをはじめ、株主・投資家の皆さま、地域・社会の皆さま、お取引先さま、そして未来を担う将来世代の皆さまとの共創を通じてミッションの実現に取り組んでいきます。
丸井グループは、ステークホルダーとの「共創経営」を実践することで、すべてのステークホルダーの「利益」と「しあわせ」の調和を実現し、ビジネスを通じて社会課題の解決と利益の両立をめざします。

ビジョン2050達成に向けたインパクトの設定

「すべての人がインクルーシブで豊かな社会」をつくるというミッションのもと、丸井グループの小売・フィンテック・未来投資の共創を基盤とした3つのビジネスモデルからインパクト目標を設定しました。

社会課題とインパクト創出に焦点を当てたビジネスモデル戦略を示すフローチャート
このフローチャートは、環境・経済・地域社会の課題解決に向けて「未来投資」「小売」「フィンテック」の3つのビジネスモデルを共創し、将来世代や個人の幸福、エコシステムを共に創ることで、インパクトと利益の両立を目指し、インクルーシブで豊かな社会の実現を目指す企業の戦略を示しています。

インパクト2.0

2021年に策定した、インパクト目標を改定し、インパクト2.0に アップデートしました。
インパクト2.0では、理念・ミッションの実現に向けて何を行うのか、という目標を示しています。

テーマ重点項目
将来世代の未来を共に創る
脱炭素社会の実現
将来世代の「事業創出」を応援
一人ひとりの「好き」が
駆動する経済を創る
「好き」を通じて誰かのため、社会のためへと広がる消費
「好き」を応援するファイナンシャル・エンパワーメント
働く人の「フロー」を
生み出す社会を創る
社内外に開かれた共創の場
創造性を発揮する人・働き方

2030年インパクトKPIと財務KPI

インパクト目標とあわせて、インパクトKPIと財務KPIを設定することで、進捗状況を定量的に把握し、インパクトと利益の両立を実現してまいります。

テーマ重点項目2030年 KPI財務価値
将来世代の未来を共に創る
脱炭素社会の実現
自社と社会と個人のCO2削減量100万t以上
将来世代の「事業創出」を応援
将来世代の事業創出支援数
(ソーシャル・イントラプレナー)
5,000件以上
100億以上
(累計)
一人ひとりの「好き」が
駆動する経済を創る
「好き」を通じて誰かのため、
社会のためへと広がる消費
「好き」を通じて社会とつながる金融サービス利用者数100万人以上
取扱高
3,000億円以上
「好き」を通じて社会とつながる金融サービス数100件以上
「好き」を応援するファイナンシャル・エンパワーメント
若者・外国人等の金融サービス利用者数1,000万人
取扱高
5.7兆円以上
多様な働き方を応援する金融サービス数10件以上
働く人の「フロー」を
生み出す社会を創る
社内外に開かれた共創の場
世界中の優れた人材との共創の場の数500回以上
共創投資貢献利益
70億円以上
共創の場を通じた新たな事業の創出数20件
創造性を発揮する人・働き方
フローに入りやすい状態にある社員比率60%
無形資産比率
70%以上
自分の「好き」を仕事に活かせている社員比率75%

インパクト測定・マネジメント体制

インパクトの進捗状況をKPIと財務価値から確認し、経営判断に活用することを目的として、取締役会・サステナビリティ委員会によるインパクト戦略・管理と、実装を担う事業会社の連携によりのインパクトメジャメントマネジメントを実施してまいります。

企業のインパクトマネジメントプロセスを示すフローチャート
このフローチャートは、企業がインパクトをKPIと財務価値から確認し、経営判断に活用するためのプロセスを示しており、取締役会とサステナビリティ委員会が戦略を管理し、事業会社がその実装を担う流れが視覚化されています。

インパクト測定・マネジメントのサイクル

ビジネスを通じた社会実験とステークホルダー対話を通じ、インパクトの特定および、改善のループを実装しています。

社会課題とインパクト創出に焦点を当てたビジネスモデル戦略を示すフローチャート
この循環フローチャートは、企業がインパクトマネジメントを実施する際のプロセスを、6つの段階に分けて示しており、ステークホルダーとの対話から始まり、社会課題の特定、戦略の策定、社会実験、結果の検証、報告・レビューまでの流れが循環的に視覚化されています