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インパクト

インパクト

丸井グループが考えるインパクト

インパクトとは社会に与える変化や影響のことであり、丸井グループが取り組む社会課題解決のことです。私たちがめざしたのは、「インパクト目標を達成することで、その結果として財務目標を達成する」という新しい経営のあり方でした。これは2050年の未来を見据えた丸井グループの新たな宣言であり、企業として実現したい方向性を明確化したものです。

すべてのステークホルダーが起点

私たちが考えるインパクトは、ステークホルダーが起点になっており、「ステークホルダーが私たちに求めること」の中で「私たちが応えられること、応えたいこと」、この重なりをインパクトとしています。このインパクトは、「利益」だけではなく、目には見えにくい「しあわせ」を測るための新たな指標です。このインパクトを達成することで、すべての人が「しあわせ」を感じられるインクルーシブな社会の実現をめざします。

企業の価値とステークホルダー価値の関係を示すベン図。インパクトやステークホルダー価値の要素が重なり合う中心が強調されている図
この図は、企業の価値とステークホルダー価値の関係を示しています。左側は企業の目標とステークホルダーのニーズが重なる『インパクト』を示し、右側はお客さまや社員、株主など複数のステークホルダーが共有する価値を表しています。下部に『インパクトの生み出す価値=ステークホルダー価値=企業価値』と記載されています

* Héctor García, Francesc Miralles「IKIGAI」を参考に当社作成https://www.penguin.co.uk/books/1112754/ikigai/9781786330895.html

私たちがめざすインパクト

私たちがめざすインパクトでは「環境」「経済」「地域・社会」の3軸から特定し、「将来世代の未来を共に創る」「一人ひとりの『好き』が駆動する経済を創る」「働く人の『フロー』を生み出す社会を創る」という、3つのテーマに対して重点項目を掲げ、目標を定めています。

IMPACT 01

将来世代の未来を共に創る

  • 脱炭素社会の実現
  • 将来世代の「事業創出」を応援

IMPACT 02

一人ひとりの「好き」が
駆動する経済を創る

  • 「好き」を通じて誰かのため、社会のためへと広がる消費
  • 「好き」を応援するファイナンシャル・エンパワーメント

IMPACT 03

働く人の「フロー」を生み出す社会を創る

  • 社内外に開かれた共創の場
  • 創造性を発揮する人・働き方

インパクトの事例

試行錯誤しながら社会実験を繰り返すことで、「インパクト」と「利益」を両立するビジネスが生まれています。今後も社会課題の解決をめざし、共創パートナーの皆さまと共にイノベーションの芽を育てていきます。

インパクトのKPI

丸井グループでは2030年に向けたインパクトを事業戦略として実践するために、重点項目ごとにインパクトKPIと、結果として結びつく財務KPIを設けています。

テーマ重点項目2030年 KPI財務価値
将来世代の未来を共に創る
脱炭素社会の実現
自社と社会と個人のCO2削減量100万t以上
将来世代の「事業創出」を応援
将来世代の事業創出支援数
(ソーシャル・イントラプレナー)
5,000件以上
100億以上
(累計)
一人ひとりの「好き」が
駆動する経済を創る
「好き」を通じて誰かのため、
社会のためへと広がる消費
「好き」を通じて社会とつながる金融サービス利用者数100万人以上
取扱高
3,000億円以上
「好き」を通じて社会とつながる金融サービス数100件以上
「好き」を応援するファイナンシャル・エンパワーメント
若者・外国人等の金融サービス利用者数1,000万人
取扱高
5.7兆円以上
多様な働き方を応援する金融サービス数10件以上
働く人の「フロー」を
生み出す社会を創る
社内外に開かれた共創の場
世界中の優れた人材との共創の場の数500回以上
共創投資貢献利益
70億円以上
共創の場を通じた新たな事業の創出数20件
創造性を発揮する人・働き方
フローに入りやすい状態にある社員比率60%
無形資産比率
70%以上
自分の「好き」を仕事に活かせている社員比率75%

2024年度版レポート

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