
共創理念体系
共創理念体系
ステークホルダーの考え方
丸井グループは、2050年を見据えた長期ビジョンを定めるにあたり、これまでの5つのステークホルダーの輪の中に「将来世代」を加え、6つのステークホルダーとしました。これは、丸井グループがめざすステークホルダーの利益が、現世代だけではなく、将来世代を含めた利益の拡大であることを明確にするためです。
現世代と将来世代の利益は、トレードオフの関係にあるとも言われていますが、丸井グループではLTV(生涯利益)の考え方を導入することで、現世代と将来世代の利益の対立は、どちらかに偏ることなく平準化されて持続的に積み上がっていくと考えています。丸井グループがめざす共創経営は、6ステークホルダーの利益(しあわせ)を調和・拡大させ、新たな価値を創出することです。
また、丸井グループでは、ステークホルダーの皆さまを、未来の「しあわせ」を共に創るパートナーととらえています。コロナ禍において私たちの関係を考えた時、私たちはお取引先さまとのパートナーシップによって支えられていることがわかりました。目に見えない信頼に基づくパートナーシップこそが、丸井グループの共創を支えるものと考えています。

私たちのめざす姿
MISSION
すべての人が「しあわせ」を感じられる
インクルーシブで豊かな社会を共に創る
ミッションとは、丸井グループの企業としての使命、存在意義を言葉にしたものです。丸井グループのビジネスや企業活動は、このミッションを実現していくためにあります。丸井グループのすべての社員は、何かをなすとき、何かに迷ったとき、その決断がミッションに叶っているか否かを常に心に問いかけて行動する。それが、このミッションの役割です。
VISION 2050
インパクトと利益の二項対立を乗り越える
ビジョンとは、ミッションを実現するための道筋です。変化する外部環境を見極めながら、すべての社員が一丸となって進むべき方向を定めたものです。どんなに優れたミッション・バリューも、ビジョンを描き長期目標を設定してこそ、今何を優先的に実践すべきかが明確になり、具体的な事業戦略を推進することができます。
インパクト- 私たちの方向性
将来世代の未来を
共に創る
一人ひとりの
「しあわせ」を共に創る
共創の
エコシステムをつくる
インパクトとは、企業として実現したい方向性を明確化したものであり、2050年の未来を見据えた丸井グループの宣言です。私たちが考えるインパクトは、3つのテーマで設定されていますが、「ステークホルダーが私たちに求めること」と「私たちが応えられること、応えたいこと」の重なりであり、ステークホルダーが起点になっているのが特徴です。
私たちの価値観
PHILOSOPHY
お客さまのお役に立つために
進化し続ける人の成長=企業の成長
経営理念とは、ミッションを実現していくために欠かせない行動指針です。「お客さまのお役に立つために進化し続ける」とは、社員一人ひとりが多様なステークホルダーの視点に立ち、相手の想いや痛みを理解できる「共感する力」を通じ、お役に立つことを意味しています。この共感する力を進化させ続けることが、お客さまをはじめ、社会や環境の課題解決につながる「革新する力」を生み出す源になると考えています。「人の成長=企業の成長」とは、この共感と革新する力を通じて、社員一人ひとりが自己実現を果たしていくことが、丸井グループの成長につながることを言葉にしたものです。
VALUES
信用はお客さまと共につくるもの
景気は自らつくるもの
バリューとは、ほかのいかなる企業とも異なる、自社を自社たらしめている独自の価値です。これは丸井グループが永続的に持ち続けるべき創業の精神にほかなりません。創業者の言葉「信用は私たちがお客さまに与えるものではなく、お客さまと共につくるもの」に由来する「信用の共創」は、お客さまに寄り添い共感し、長いお付き合いの中で生まれる信用を共に創り、互いに積み重ねていくことを示しています。そしてもう一つの創業者の言葉「景気は自らつくるもの」は、お客さまの「しあわせ」や社会が変化すれば、私たちもビジネスのあり方を根底から覆し、新たな需要や市場を創造していくという、丸井グループの「革新と進化」の気概です。
2007年制定
2017年11月改定
2019年2月改定