
アセットと強み
アセットと強み
丸井グループのアセット
丸井グループが持つ代表的なアセットは、マルイ・モディ店舗やエポスカード、小売・金融を融合した幅広い事業、そして約4500人の共感力高い社員です。社員一人ひとりが各事業で培ってきた知識やアイデアを組織資産に変換し、アセットとして進化させてきました。これらのアセットは、自社の成長や市場シェア拡大のために活用するだけでなく、社会課題解決にも活かされています。共創パートナーと一緒に、互いのアセットや強みをかけ合わせることで、これまで存在し得なかった新たなビジネスやイノベーションを創出し、インパクトの実現をめざしています。

創業から培ってきた強み「秘伝のタレ」
皆さまの目に映るアセットやサービスの裏には、丸井グループが創業から培ってきた独自の強み、つまりは個性ともいえる「秘伝のタレ」が存在しています。そしてこの「秘伝のタレ」は、時代ごとに磨き上げ再定義することで、劣化することのない模倣困難な独自の強みとして継承されています。
信用の共創
コアバリューである「信用の共創」は、創業者の言葉「信用は私たちがお客さまに与えるものではなく、お客さまと共につくるもの」に由来します。金融においても小売においても、お客さまと一期一会で縁が切れてしまうという関係ではなく、互いに信用を積み重ね長いお付き合いをしていこうという、丸井グループの創業の精神の一つです。丸井グループにとってのコアバリューとは、玉ねぎの芯のようなものです。この芯の部分こそが、ほかのいかなる企業とも異なる独自の価値、コアバリューです。

与信ノウハウ
丸井グループは業界で最も低い水準の貸倒率を誇ります。これは創業から続く「信用の共創」に基づく与信哲学によるものです。カード発行審査ではファイナンシャル・インクルージョンの考えのもと、お客さまの年齢・職業・年収だけで判断をせずに、金融サービスを必要とする幅広いお客さまに限度額を低く設定するなどして信用を供与します。その後は、お客さまのご利用頻度やお支払い実績をもとに、共に信頼関係を構築しながら限度額の引き上げなどを行っています。

お客さまとの
エンゲージメント
代表的なお客さまとの接点はマルイ・モディ店舗ですが、他社商業施設や提携企業を介したエポスカード、自社ECサイトや提携他社ECサイト、投資先企業を介した接点等があります。リアル店舗で培ったお客さまとのコミュニケーション能力は、オンラインやBtoBまたはBtoBtoCへと活用の場を拡げ、お客さまのライフスタイルに常時接続している状態になりつつあります。お客さまが抱える課題やご要望にリアルタイムでお応えし、エンゲージメントのさらなる向上をめざします。

エンベデッド・ファイナンス
創業時に高額品だった家具の月賦販売からスタートした丸井グループは、お客さまのライフスタイルに合わせて一時的にお金を立て替える信用ビジネスを生業としてきました。そこで培った「信用の共創」と「与信ノウハウ」は時代と共にカタチを変えて、お客さまのライフイベントや一生涯に寄り添うサービスへと発展しています。お客さまとの接点を持つ小売という側面を持った金融業だったからこそ、非金融サービスに金融の仕組みを埋め込み、「エンベデッド・ファイナンス*」と呼ばれるまでに拡大しました。
*エンベデッド・ファイナンス:金融以外の事業を展開する非金融企業が、既存サービスに金融サービスを組み込んで提供すること。日本語では、「埋め込み型金融」「組み込み型金融」などと呼ばれる。

変わる力
丸井グループという会社の歴史は、変革の歴史です。小売と金融を融合したビジネスというコアを残しつつ別の姿へと変貌を遂げます。つまり自社が持つアセットや強みをポータブルに変容させていきます。「お客さまのお役に立つために進化し続ける」「人の成長=企業の成長」という経営理念にもあるように、私たちの存在意義は自社の成長だけではなく、時代と共に変化するお客さまの「しあわせ」や社会課題を解決するため。あくまでもミッション・ビジョン・インパクトの実現です。
