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省資源への取り組み

省資源への取り組み

水資源の保全

丸井グループでは、一部のマルイ店舗や本社ビルの建物で水資源の有効活用をおこなっています。
屋上で貯水した雨水をトイレでの排水に使用したり、社員用トイレの排出量は無駄のない量に設定しています。

環境情報検証報告書(2022年3月期)

雨水槽

雨水槽

雨水槽

包装材の取り組み

包装材の方向性

丸井グループは、ビジネスを通じて持続可能な社会・地球環境を実現することが、将来世代への倫理的な責任であると考えています。持続可能な循環型社会をめざし、梱包材においても環境負荷の少ない素材を使用し、また使用した梱包材の回収・リサイクルに取り組むことで、バリューチェーン全体での資源循環の実現を推進します。

丸井グループにおける包装材(プライベートブランド商品)

工場からお客さままでの物流の流れと省資源の取り組みを示す図
この図は、工場から物流センター、店舗・ECを経てお客さまに至るまでの物流の流れと、それに伴う省資源の取り組みを示しています。各ステップでの推定資源使用量が記載されています。

*1 商品の運搬に必要な箱類・用度品の運搬に必要な箱類
*2 商品に使用する袋類(アパレル商品のビニールカバー、雑貨やバッグの不織布など)
*3 商品に使用する箱類(アパレル商品の台紙・箱・キーパー・薄紙・ストッキングの台紙、シューズの薄紙・台紙・靴箱・ストロー・型崩れ防止用台紙、バッグの崩れ防止用台紙・革小物の箱・薄紙など)、商品の販売に必要な用度品(紙袋・ショッピングバッグやギフト包装など)

包装材の取り組み・今後の方向性

物流センター 店舗・ECなどの事業所 お客さま
現在の取り組み ・再利用可能なケースの利用
・ハンガーの回収・リユース
・包装材を含むゴミ分別の促進(例:マルイファミリー溝口のエコファクトリー*) ・プラスチックのショッピングバッグを紙袋に変更
・靴箱を再生紙素材に変更
・靴の型崩れ防止ストローの素材変更
今後の方向性 ・現在の取り組みを継続 ・商品・用度の包装材を環境負荷の低い素材へ変更(環境関連認証の取得推進)
・ごみの分別促進(リサイクル率の向上)
・お取引先さまへの、環境負荷低減の取り組みの働きかけ
・プラスチック素材のものは、紙素材に変更し重量の削減
・お客さまと一緒に長く使えるショッピングバッグを作成

* マルイファミリー溝口の廃棄物集積所(ゴミ計量システムの導入によりテナントさまごとの排出量の可視化やイラストを使った分別の工夫を実施)

適用範囲

包装材の素材 店舗・ECなど事業所で
廃棄される包装材
お客さまにお渡しした後
廃棄される包装材
(ショッピングバッグなど)
自主編集売場 PB*1 ・環境負荷の低い素材に変更 ・ごみ分別の促進によるリサイクルの徹底 ・お客さまに渡す量を減らす
NB*2 ・環境負荷の低い素材への変更を働きかける ・ごみ分別の促進によるリサイクルの徹底 ・お客さまに渡す量を減らす
テナントさま ・同上 ・ごみ分別の促進によるリサイクル率の徹底 ・上記を働きかける

*1 プライベートブランド
*2 ナショナルブランド

包装材における目標

丸井グループは、紙包装材・プラスチック包装材の総重量の削減を推進すると共に、今後も分別を徹底し、リサイクル率100%を維持します。またお取引先さまやお客さまにもリサイクルを働きかけ続け、社会全体の包装材における環境負荷低減を後押ししていきます。

包装材削減への取り組み

各地域で処理されている一般廃棄物の中にはたくさんの包装材が含まれており、丸井グループでは、商品を提供する責任として包装材の削減をめざしています。

プラスチック削減:ショッピングバッグの素材を紙に変更

お客さまとともに「マイバッグをご利用いただく文化」の醸成に取り組むため2020年6月をもってプラスチック製ショッピングバッグを廃止し、2020年7月より全国の丸井・モディ店舗内の自主運営ショップ等のショッピングバッグを紙製に切り替え有料といたしました。紙は100%リサイクル紙を使用し、森林の保全に貢献しています。

紙製ショッピングバッグ

紙製ショッピングバッグ

お客さまへ簡易包装のおうかがい

商品をお渡しする際には、お客さまのご要望をおうかがいするようにしており、過剰な資源の使用を避け、廃棄物の削減につなげています。

お客さまにうかがった「ちょうどいい」包装方法

簡易包装と通常包装に対するお客さまの要望を示す円グラフ
この円グラフは、簡易包装と通常包装の割合を示し、それぞれに対するお客さまの要望を記載しています。簡易包装ではゴミ削減やエコバック対応、通常包装では丁寧さが求められています。

食遊館での紙手提げ袋無料提供を終了

近年のお客さまの社会へのお役立ち意識の高まりと、包装材の削減による環境保全の観点から、2017年2月より紙手提げ袋の無料提供を終了。お客さまに紙手提げ袋をお渡しする際、10円以上の寄付金をお預かりし、環境保全に役立つよう環境団体や地元自治体に全額寄付しています。

食遊館で終了した紙手提げ袋

レジ袋の削減

2020年より、プラスチックの過剰な使用を抑制するため、全国でプラスチック製買い物袋の有料化がスタートしました。すべての「まるい食遊館」では、2019年からレジ袋を有料化して、レジ袋の削減に取り組んでいます。

荒川クリーンエイド・フォーラムより感謝状授与

「北千住マルイ」では、「足立区」のほか、荒川のゴミ拾いなどを通して自然の回復をめざしている「特定非営利活動法人 荒川クリーンエイド・フォーラム」を寄付先としてお客さまに選んでいただいています。2014年2月、この取り組みを継続的にすすめてきた企業として、「荒川クリーンエイド・フォーラム」の20周年記念会で感謝状をいただきました。

荒川クリーンエイド・フォーラムからの感謝状
国分寺マルイ 公益財団法人「トトロのふるさと基金」
マルイファミリー溝口 特定非営利活動法人「多摩川エコミュージアム」
北千住マルイ 特定非営利活動法人「荒川クリーンエイド・フォーラム」
マルイファミリー海老名 環境保全活動団体「桂川・相模川流域協議会」
マルイファミリー志木 環境保全活動団体「川と街をきれいにする運動推進協議会」
戸塚モディまるい食遊館 ボランティア活動団体「柏尾川 魅力づくりフォーラム」他
各地元自治団体に提供

資源リサイクル率を高め環境負荷の低減へ

2022年3月期の資源リサイクル率は70.1%となりました。資源リサイクル率を高めるため、生ごみのリサイクルに重点的に取り組んでいます。マルイファミリー溝口では、ビル管理会社である「みぞのくち新都市(株)」と共同で、2019年度にごみ処理施設のリニューアルを行い、集積場のレイアウト変更や、テナントごとのごみ排出量の見える化などを実施。導入3カ月で生ごみのリサイクル率は100%に、資源ごみ全体のリサイクル率も30%以上向上し、76%となりました。2020年度には丸井吉祥寺・マルイファミリー志木・北千住マルイもエコファクトリー化を実現し、今後は全店の資源リサイクル率を高め、さらなる環境負荷の低減をめざします。

集積場のレイアウト