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中学・高校の世代No.1クリエーターが決定!「第15回アプリ甲子園」決勝大会に密着!

日本最大級の中高生向けアプリ・サービス開発コンテスト「アプリ甲子園」は、今年で15回目を迎えました。11月16日(日)に開催された決勝大会では厳正な審査を勝ち抜いた12チームが、熱いプレゼンテーションをくり広げました。

アプリ甲子園とは

「アプリ甲子園」は、次世代を担う若手クリエーターの発掘と育成支援を目的として、2011年より開催している日本最大級の中高生向けのアプリ・サービス開発コンテストです。

丸井グループはこのイベントに共感し、2021年にスポンサー企業として初参画、2022年からはライフイズテックさまとの共同開催という形で大会に携わっています。今大会の審査は以下の3部門で行われました。

一般開発部門:自由なテーマで企画力と技術力を競う部門

AI開発部門:AIをコア機能としたアプリ・サービス開発を行い企画力と技術力を競う部門

アイデア部門:協賛企業が設定した課題に対し、テクノロジーの力で解決するアイデアを競う部門

「アイデア部門」に丸井グループ賞を設置しました!

丸井グループは、一人ひとりの「好き」という感情や価値観が原動力となる新しい経済の在り方である、「『好き』が駆動する経済」という経営ビジョンの実現に向けて、将来世代などステークホルダーとの共創を通じた「好き」を応援するビジネスを推進しています。

本大会より、中高生をはじめとする将来世代がテクノロジーを活用して、自分自身の「好き」を活かしたビジネスを提案するきっかけをつくるために、丸井グループ賞を設置しました!

丸井グループ賞を受賞したアイデアは、共創の場を通じて、一人ひとりの「好き」を応援するビジネスの実現に向けて前向きに検討を進めていきます。

決勝大会をレポート!

11月16日(日) TODA HALL & CONFERENCE TOKYOにて行われた決勝大会では、多数の応募の中から選考を勝ち抜いたファイナリスト12チームによる熱いプレゼンテーションがくり広げられました。

審査員には、パノラマティクス 主宰 齋藤 精一さんや慶應義塾大学 環境情報学部教授 中澤 仁さんなど、ビジネスからアカデミアまで、デジタル分野の幅広い専門家の皆さまにご参加いただきました!

表彰されたアプリをご紹介!

【一般開発部門】

優勝『Paper CAD』宮崎 航大さん

『Paper CAD』は、紙の建物模型制作を直感的かつ効率的に自動化するWeb CADアプリです。3Dで設計した建物を自動で2D展開図に変換し、従来、熟練技術が必要だった展開図設計を誰でも簡単に行えます。初心者から経験者まで、誰もが挫折することなく、模型制作を「苦しい試練」から「ワクワクする創造」へと変えられます。

<宮崎 航大さんのコメント>

このような賞を受賞できて、本当にうれしいです、ありがとうございます!また、かかわってくださった皆さま、模型力を育ててくれた先輩方に感謝を伝えたいです。今日の場をゴールとしてではなく、一つの通過点として、これからもアプリに新しい機能を実装し、ユーザーが使いやすいように最適化していきたいと思います!

<審査員のコメント>

ジオラマに対する愛が、アプリからひしひしと伝わってきました。まだまだやりたいこともたくさんあると思うので、これからもアップデートを重ねて、より良いアプリケーションに磨いていっていただきたいと思います。

準優勝は、吉田 香音さんの保護犬猫のマッチングアプリ『わんにゃんマッチ』、室山 結子さんの風景を特別な写真として記録し、自分だけのカレンダーをつくれるアプリ『monoful(モノフル)』が選定されました。

【AI開発部門】

優勝『Mathmosis(マースモシス)』南 大地さん

タブレット向けの数学学習アシスタントAIアプリです。問題集を撮影して取り込み、ペンで解答しながらAIに質問や採点を依頼できます。AIが苦手を分析し、自動で復習問題やアドバイスを生成。一人では難しい数学の問題も、AIと一緒に学ぶことで自力で解けるようになることをめざします。

<南 大地さんのコメント>

まず、この賞を取れるとは思っていなかったので、本当にうれしいです。協力してくれた皆さんや、ユーザーテストに参加してくれた友達、アプリを評価してくださった皆さんに心から感謝しています。まだまだアプリには改善の余地があるので、これからも開発を進めていきたいと思います!

<審査員のコメント>

まず何より、個人の熱量こそが人を動かす最初の原動力だと感じています。そのうえで、苦手科目に対して生成AIを活用し、自分なりの課題解決策として提案してくれた点が本当にすばらしいと思いました。

アプリケーションとしても完成度が高く、ご自身の経験に基づいた「かゆいところに手が届く」ユーザー目線の設計が随所に感じられました。ぜひ今後もブラッシュアップを重ねて、実際にリリースしてほしいです。私自身も使ってみたいと思う、すてきなアプリでした!

準優勝は、西島 賢太朗さん、冨山 翔太さんのAIとの対話で知識を探求・共有し、思考・創造を加速するアプリ『InfoNode(インフォノード)』が選定されました。

そのほか、技術賞・Cygames 賞は宮崎 航大さんの『Paper CAD(ペーパーキャド)』、江崎グリコ賞は大平 直輝さんのAIを活用した学習効率化アプリ『Neureka!(ニューレカ!)』、マイナビ賞はポケベルをスマートフォンで体験できるアプリ『Bellmy(ベルミー)』が選定されました。

【アイデア部門】

丸井グループ賞 『G-push(ジープッシュ)』岡村 一磨さん

『G-push(ジープッシュ)』とは、ファンの推し活をテクノロジーの力で「応援から創造へ」変えるプラットフォームアイデアです。ファンのPCに眠るGPUパワーを活用し、アニメやゲームなどの公式制作に直接貢献できる仕組みを提供することで、お金をかけずに「推しを支える」ことができる新しいファン体験を実現します。

<岡村 一磨さんのコメント>

このような賞をいただき本当にありがとうございます。推し活についてしっかり向き合え、結果として自分のアイデアを選んでいただけたこと、本当にうれしいです!

<審査員 マルイユナイト社長 山根 丈明>

アイデア賞に応募いただいたさまざまな作品の中でも、特にアイデアの斬新さや、ファンをただのファンに留めるのではなく、クリエイターの共創者とする世界観が、当社の「好き」を応援するビジネスの考え方そのものであるとの理由から、「G-push」を優勝作品に選ばせていただきました。

この後も実装に向けて頑張っていただきたいと思います。

アイデア部門では、そのほかに以下のアイデアが各賞に選定されました。

江崎グリコ賞は佐々木 真凛さんの、セブンティーンアイスのモチーフで世界に一つだけのキャラクターをつくり、写真を撮影、発信するアイデア『Memory with My Seventeen(メモリーウィズマイセブンティーン)』。

マイナビ賞は大平 直輝さんのスマホやPC、ウェアラブルなど人生のあらゆる側面を自動記録・AI分析し、客観的な振り返りを促すアイデア『NeuRecorder(ニューレコーダー)』が選定されました。

アプリ体験会やブース出店も開催されました!

プレゼンテーション後には、ファイナリストから直接アプリの説明を聞ける「アプリ体験会」が開かれました。プレゼンを終えて少し肩の力が抜けた様子の皆さんと、会場の熱気を感じながら熱心に質問する参加者との間で、活発な交流が生まれていました!

アプリ体験会の様子

また、会場内には各協賛企業ブースも出展されました。

丸井グループでは、「好き」を応援する取り組みに関連したグッズ展示のほか、お客さま一人ひとりの「好き」を自由に表現できるメッセージボードを設置したブースを出展。愛犬やスポーツ選手、物理・化学用語まで多様な「好き」が集まり、ファイナリストだけでなく、来場者の皆さまの「好き」にも触れられる貴重な機会となりました!

丸井グループ賞の審査に携わった社員の声

エポスカード 業務部 渡邉 裕太さん

Q. まずは今回のアプリ甲子園はいかがでしたか?

私は今年4月に共創チーム*へ異動したばかりで、大会運営に参加するのは今回が初めてでした。実際に皆さんの作品を拝見してみると、技術面でもアイデア面でも、企画段階からAIを当たり前のように活用していて、本当に驚かされました。

また、大人顔負けのプレゼン資料まで自分でしっかりつくり込んでいる姿がとても印象的でした。自分もまだまだ若いつもりでいましたが(笑)、皆さんからたくさんの刺激をもらえる貴重な機会になりましたね。

*丸井グループでは、アプリ甲子園を共催しているライフイズテックさまとさまざまな共創の取り組みを加速させるため、2020年より「ライフイズテック共創チーム」が組成されています。

Q. 審査するうえで大切にしていたことや、優勝作品の受賞理由を教えてください。

丸井グループ賞自体が初めての取り組みではありましたが、まずは多くの方にご応募いただけて本当にうれしく思っています。

審査にあたっては、大会側で設定されている評価項目に加え、丸井グループ独自の視点として 「好き」への当事者意識を評価項目に盛り込みました。これは、提案者がどれだけそのアイデアに想いやペインを持っているか、そしてその想いを誰かに伝え、巻き込みながら形にしようとしているか、という点を大切にしたいと考えたためです。

その意味では岡村さんの「好き」への切実な当事者意識が、企画書から熱く伝わってきたことも大きな決め手でした。推し活ではどうしてもお金を使うことが応援の中心になりがちです。しかし特に学生としては、使える金銭には限界があり、もっと応援したいのにできない。そんなもどかしさを抱えていた岡村さんが、自分の情熱や時間を貢献へと変え、より深く・誇りを持って応援できる仕組みを模索していた点に、私たちも強く共感しました。

Q. 提案いただいたアイデアについて、今後丸井グループとしてどのようなかかわりを予定していますか?

大会後もアイデアをどう形にしていくかを一緒に考えるために、丸井グループの社員が継続して伴走し、定期的にコミュニケーションを取っていく予定です。というのも、今回の評価ではマネタイズの可能性を審査項目に入れていないんですね。そこを現実的にどう担保していくかは、私たち企業側の役割でもあると思っています。

だからこそ、今回応募を迷っていた方は、ぜひその強い想いやアイデアを、このような機会を通じて私たちに届けていただきたいと思っています! 丸井グループとしても、皆さんの想いが形になるよう、全力で応援していきます!

今後も丸井グループは、このような共創の場を通じて、一人ひとりの「好き」を応援するビジネスの実現に向けて前向きに取り組んでいきます。

参加いただいた皆さま、協賛企業の皆さま、ありがとうございました!

大会HP https://applikoshien.jp/

YouTube(アーカイブ動画URL)https://www.youtube.com/live/t5UKW6ncPdE?si=8ndDE5hR_7n4a0zJ

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