
お客さまと共に「顔の見える電力」で脱炭素社会の実現をめざす
丸井グループでは「将来世代の未来を共に創る」というインパクト目標を掲げ、将来世代や同じ志を持つ現世代と共に電力のクリーン化を積極的に推進しています。未来の地球と私たちの「しあわせ」を守り発展させるため、再生可能エネルギーの利用が当たり前になる社会の実現をめざしています。

信頼できる電力を、直接お客さまにお届けする
丸井グループでは2030年までにCO₂排出量100万t以上を削減することを目標に、再生可能エネルギー企業への出資または協業を加速しています。特に力を入れているのが、お客さまの行動に変容を与えるキッカケとなるようなサービスの開発です。例えば、再生可能エネルギーの利用に興味があったとしても、電力の切り替え手続きが難しかったり、そもそもどこと契約すると良いのかがわかりづらいという課題がありました。そこで2020年にスタートしたのが、「みんな電力エポスプラン」と「みんな電力エポスカード」です。

再生可能エネルギーと言っても、従来の火力や原子力で発電した電力を組み合わせたものも存在しますが、「みんな電力エポスプラン」は100%再生可能エネルギーのため、CO₂排出量はゼロ。このサービスは、「顔の見える電力」を供給している(株)UPDATERとの共創により実現しました。信頼できる電力生産者から直接買い付けた再生可能エネルギーを、お客さまのご自宅にお届けしています。

お客さまの負荷なく、電力生産者の応援につながる
「みんな電力エポスプラン」の魅力の一つが、電力生産者とつながることができるという点です。電力生産者には農家やアーティストなどさまざまな方がいらっしゃいますが、みんな電力が電力調達をしている全国1,000カ所以上のうち約300カ所の発電所から自分の好きな生産者を指定して、お客さまがお支払いする電気料金は変わらずに、月100円の応援金を発電所にお届けすることが可能です。
また毎月の電気料金の0.5%が、日本国内の森林保全や育成を行う「みらいの森プロジェクト」の活動に使われ、活動状況はWebサイトで確認できます。
みん電エポスプランに切り替えたお客さまの声

「みんな電力エポスプラン」のスタートとあわせて発行した「みんな電力エポスカード」は、廃棄プラスチックを使用した日本初のクレジットカードです。従来のカードより1枚当たり9.8グラムのCO₂排出量を削減しました。またご入会いただくとカード一枚当たり1000円分が応援金として、お客さまのご負担なく、みんな電力が契約している再生可能エネルギーの発電所へ寄付され、発電所の維持・開発に使われます。
(株)UPDATERの担当者は、ご家庭での再生可能エネルギーの利用をご案内することにより、もっともっと個人の方々にとって再エネが身近に、そして当たり前の存在になるよう、再エネ利用をきっかけとして一人ひとりが日々の生活を見つめ直し、一つでも二つでも、社会課題の解決に繋がる消費行動を気軽にスタートできる社会をつくっていきたいと語っています。
お客さまが出資者として、脱炭素社会の実現に貢献する
脱炭素社会の実現に向けて、2024年からはお客さまとの共創をさらに進化させました。
丸井グループが進める応援投資の第4弾として、エポスカード会員さまに丸井グループの社債を購入いただき、その資金で丸井グループが再生可能エネルギーの自社発電所を取得する取り組みでを実施しました。
購入した自社発電所でつくられた電力は、共創先である(株)UPDATERに供給され、「みんな電力エポスプラン」の電力として、ご利用者さまのご自宅にお届けしています。エポスカード会員さまは、電力を利用することで電力生産者を応援するに留まらず、出資者としても脱炭素社会の実現に貢献いただけるようになりました。

またエポスカード会員さまは出資いただくことで、エポスポイントを含む利息を丸井グループから受け取ることができるため、脱炭素社会の実現への支援とご自身の資産形成を両立することができます。2024年5月実施分の実績は、公募金額1.5億円に対して20億円、2800人のお客さまにお申込みいただきました。その結果、丸井グループは茨城県潮来市に太陽光発電所を取得することができ、年間110万kWhの発電が可能になりました。今後も、お客さまや電力生産者、パートナー企業の皆さまとの共創を加速させることによって、2030年までにCO₂排出量100万t以上の削減をめざします。



※「みんな電力エポスプラン」は、再生可能エネルギー由来の電気に再生可能エネルギー指定の非化石証書の環境価値を組み合わせることで、再生可能エネルギー100%の電気を供給いたします。また、CO₂排出量もゼロとなります。