ファンの「好き」を
全力で応援。
お客さまを笑顔にしたい。
株式会社エポスカード
営業推進部 イベント運営課
2012年入社/商学部金融学科卒
人との出会いを大切にする丸井グループの社風に惹かれて入社。レディスファッショングッズ、シューズなどの販売を経て、アニメイベントを企画・運営する部署に異動。その経験をもとに、現在は「一人ひとりの“好き”を応援するカード」の新券面デザインや、イベント企画などを担当。休日は漫画を読み漁り、アニメ・映画を観賞。ゲームセンターや書店で最先端のトレンドを吸収することも忘れない。
エポスカードには「一人ひとりの“好き”を応援するカード」があります。人気のアニメ、キャラクター、ゲーム、アーティスト…などとコラボレーションしたカードの中から、お客さま一人ひとりが“推し”のデザインを選び、「わたしらしくいられる1枚」として使っていただくカードです。好きなコンテンツとのコラボということで、エポスカードをクレジットカードのデビューに選んでくださる若いお客さまも少なくありません。私はそういったお客さまのために、新しいデザインやご入会特典の企画・開発を行っています。自分の好きなものであれば、お金も時間も労力も惜しみなく投資をするお客さまが年々増えていらっしゃいます。だからこそ、安易な企画では喜んでいただくことはできません。お客さまのしあわせを「好きを応援するカード」で実現させていくためには、私自身があらゆるコンテンツに精通しておく必要があると考えています。そのために、コンテンツ業界に関する情報収集を日々欠かさず行っています。
私が所属している今の部署のメンバーは、キャラクター、アーティストなど、それぞれのコンテンツに対する愛情と知識では誰にも負けない得意分野を一人ひとりが持っています。私の場合はアニメです。新券面をデザインする上で、アニメキャラクターとのコラボレーションは欠かせず、著作権を持っている版元さま(※)と交渉し、コラボレーションを実現させていきます。もっとも印象的なエピソードが、大好きなアニメの新券面をローンチしたことです。この作品の大ファンだった私は、まずSNSでサーチし、盛り上がり方を分析して、デザインを企画しました。そのアイデアを版元さまに持ち込み、「これならファンが絶対に喜びます!」と熱くプレゼンをしたところ、無事に使用を許可してもらえたのです。自分が作品のファンだったからこそ絶対に実現したかった企画であり、同じ作品のファンであるお客さまと“好き”という気持ちを共有できたことが大きなやりがいとなりました。 ※出版社、アニメ制作会社など
私はお客さまの喜ぶ顔を見ることが大好きです。学生時代の飲食店でのアルバイト経験を通して、お客さまに喜んでいただけるやりがいを知りました。そのためにはお客さまの気持ちに寄り添い、どうやったらお役に立てるかを考えることを大切にしています。例えば、レディスシューズ売場に配属されたときは、お客さまのシューズの悩みを知るために、26.5センチのパンプスを自分で履いたことがあります。実際に履いたことで分かる女性ならではのパンプスの悩みを接客に役立てました。アニメ事業部に異動してからは、アニメイベントならではの運営方法を実際のイベント会場で学び、ご来場されるお客さまに笑顔になっていただこうと努力しました。アニメイベントとは作品の世界観を演出する空間で、展示物やBGMなどさまざまな要素を駆使して、お客さまにその世界に浸っていただくことが重要です。にもかかわらず、運営スタッフが“お仕事感”丸出しでは台無しになると考えています。そこで私は作品の知識を事前に叩きこみ、ご来場いただいているお客さまと作品に寄った会話をしたり、作品の名ゼリフなどをオマージュしたアナウンスをすることでその場を和ませたり…。あらゆる手を使ってお客さまを楽しませることを考え、実践していました。
自分自身が大のアニメファンだからこそ、どうすれば同じファンのお客さまに喜んでもらえるかはよくわかっているつもりです。新券面や特設サイトのデザイン、特典企画を任されれば、社内の誰にも負けないと思っています。そして思いだけではなく、その成果が会社の業績に貢献できているという自負もあります。一方、緻密にスケジュールを組んで、事前に資料を作りこみ、ロジカルに説得することは苦手だと実感しています。そのことに改めて気付かされたのが、手挙げで参加した『人の成長会議プロジェクト』(※)でした。自分とはまったく違う“丸井グループ人生”を歩んできた人たちと数多く出会う場で、相手に説明し、納得してもらうには、数字など定量面の情報が必要なのだと再認識しました。プロジェクト参加後は、想いだけではなく客観的な数値データを用いた定量的な資料の作り方・説明の仕方を意識するようになり、成長を実感しました。 ※「人の成長」や「チームの成長」について専務執行役員や外部講師などの多様なメンバーと共に深く考え、対話を通じたリーダー育成のプログラムを実践する会議。一人ひとりの成長を支援することをめざして2010年にスタートし、2021年3月期まで実施。
これからも「好きを応援するカード」とイベントを通じてお客さまに楽しんでいただきたいと考えています。しかし、最近ではマルイ以外の商業施設でもアニメイベントでの集客を狙うようになってきています。丸井グループとしては、カード×イベントはもちろんのこと、接客力や版元さまとの関係性をさらに強め、差別化を図っていかなければならないと感じています。例えば、イベントにVRを導入することも有効ではないかと思っています。現時点では世の中の認知が「ゴーグルをかぶるんでしょう?」というイメージだけなので集客としては弱いかもしれません。しかし、今後技術が更に進歩し、誰もがもっと気軽にVRを楽しめる世の中になれば、まったく新しいイベントができる可能性があります。丸井グループの強みであるフィンテックとリアル拠点、高い接客力を誇る人的資源をベースに、新しいデジタル技術を掛け合わせることで、五感で作品の世界観を楽しむことのできる体験価値を提供する。そんなイベントを通して、お客さまの心からの笑顔を見たいと考えています。
※所属およびインタビュー内容は2023年2月時点の内容です