有楽町マルイでの仕事が
自分の進むべき道を
教えてくれた。
株式会社丸井
有楽町マルイ 営業担当
2019年入社/文教育学部言語文化学科卒
有楽町マルイの自主運営ショップでメンズバッグやオーダースーツを担当。さまざまなお客さまとじっくり会話をしながら一人ひとりにフィットする商品をご提案。3年目より施設全体の営業担当としてOMO(※)の推進、テナントリレーションやリーシング等に携わる。学生時代から学び続けてきた大好きな英語のスキルを生かすべく、社内起業家育成に向けた英書の翻訳業務に取り組むグループ横断のプロジェクトに自ら手を挙げて参加し、語学力を活かして働いている。
※Online Merges with Offline:オンラインとオフラインの融合
営業担当の仕事は、テナントさま、お客さま、地域社会のお役に立てるよう、施設価値を上げること。そのために施設の代表者としてさまざまな角度から運営に携わることがおもな役割です。私は施設全8階のうち下層階(1〜4階)を担当。SNSの公式アカウント運用やライブ配信用のスタジオ運営などOMOの取り組みをはじめ、新しいテナントさまを探して交渉するリーシングや、毎日テナントさまと接しながら安全営業をサポートする営業リレーションなど、さまざまな仕事を行っています。店舗での業務以外にも、インパクトの実現につながる重要なテーマについて対話し、解決策を考え提言するプロジェクトにも自ら手を挙げ参加。社内起業家育成をめざし、関連する英書の翻訳を通じたノウハウの共有・実践に、学生時代から勉強してきた大好きな英語のスキルを活かして取り組んでいます。同じプロジェクトに参加するさまざまな部署の人たちと協力し合い、経営陣とも定期的に対話をしながら、社内起業家育成に関するノウハウの共有や実践に向けた取り組みを推進しています。
私は入社以来ずっと有楽町マルイで働いています。はじめの2年間はオーダースーツのショップで、一人ひとりのお客さまに向き合う丁寧な接客を学び、目の前のお客さまに喜んでいただくことに日々やりがいを感じていました。入社して3年目に入るタイミングで、有楽町マルイの店長に「これから店舗としてOMOを推進する。やってみないか」と聞かれ、すぐに「やります!」と言いました。私はそのまま有楽町マルイの営業担当に異動し、OMO推進担当者となりました。業務としては、テナントさまがライブ配信を行うシェアスタジオの運営、SNS公式アカウントの企画や運営などがあり、どれも前例のない取り組みの連続で、想像以上に大変でした。しかもコロナ禍が続いていたため、店舗でのイベント企画を考えても集客が思うようにいかず、壁にぶつかることが何度もありました。ですが、試行錯誤をくり返す中で、お客さまのお役に立てる場所があるなら、そこで頑張ることが私の一番のモチベーションだという気持ちがとても強くなっていきました。実は、「私はこれがしたい」という強いこだわりがない自分に焦りを感じることがあったのです。ですが、さまざまな業務に携わる中で、お客さまのお役に立つために一生懸命になれること自体が私のやりがいだと気づくことができました。そんな自分に気づけたことは、とても大きな収穫です。
前述のとおり、私の仕事は3年目からグッと広がりました。特にリレーション担当となった3年目の後半からテナントさまとの会話が格段に増えたことが、自分自身の成長につながっている実感があります。日々テナントさまに接していると、お互いに信頼関係が生まれ、何気ない会話の中にもさまざまなニーズの種があることに気づくようになりました。以前の私だったら業務連絡で終わってしまい、そこまでたどり着けていなかったのではと思います。でも今では「今度のライブ配信で、こういうアピールをしませんか?きっとお客さまに喜んでもらえると思います!」というように、現場の声をOMOでつないでいく方法を自ら考え、提案できるようになりました。もしあの時OMO推進担当者に手を挙げていなかったら…、有楽町マルイから別の部署へ異動していたら…、私はテナントさまのニーズにも、自分のモチベーションの源泉にも気づけないままだったかもしれない。そう考えると、有楽町マルイの中でフィールドを変えながら新たなチャレンジができたことは、私にとって大きな成長につながったと感じています。
店舗でお客さまに喜んでいただく方法は、接客だけではありません。私はリーシングを通じて、お客さまの「しあわせ」につながる選択肢をたくさん提供したい、そして、その可能性を秘めたテナントさまにどんどんアプローチしていきたいと考えています。有楽町マルイに「concept shops(コンセプトショップス)」という新たなPOPUPスペースが2022年3月に誕生しました。サステナブル・ウェルビーイング・パーソナライズの3つをキーテーマとし、D2Cブランドなどのオンライン発のお取引先さまやソーシャルグッドなビジネスに取り組むブランドさまとお客さまとの出会いの創出を目的とした場です。独自の世界観を持つ魅力的なブランドさまに、店舗での出会いの場を創り、丸井グループの社員が接客やショップ運営を受託し、お客さまにブランドの想いや世界観を通して“しあわせ”の選択肢を提供していく。サステナビリティの実現や、一人ひとりの自己実現を応援するなど、ブランドさまのめざす姿は多様ですが、丸井グループが大切にしている想いと重なり合っています。私はこのようなお取引先さまと共創する空間づくりこそ、丸井グループが掲げるインパクトにつながる取り組みだととらえています。
私は学生のころ、感動体験を提供できる空間づくりがしたいと考えていました。丸井グループを選んだ理由は、旅行などの非日常空間よりも、ショッピングなどの日常空間に彩りを添えることでより多くの人に感動体験を提供できると考えたからです。そして今、実際その仕事に携わることができ、忙しいながらも充実した毎日を送っています。ですが、今の私にたどり着くまでには、決して明確な目標を掲げて進んできたわけではありません。誰かのお役に立てると思える場所で、応援してくださる上司や先輩方のサポート、共に支え合う仲間たちの力に助けられながら自分なりに頑張り続けた結果、今の私があります。ですからこのページをご覧になっている学生の皆さんにも、目標を見つけなければとあまり気負いすぎることなく、自分の価値観や軸を大切に、今後の進路を決めてほしいと思っています。もしその進路が、丸井グループがめざしている未来と重なるようでしたら、ぜひ私たちと一緒に「しあわせ」な未来を実現していきましょう。
※所属およびインタビュー内容は2022年2月時点の内容です