社会課題を解決する
ビジネスを
デジタルの力で加速させる。
株式会社エムアンドシーシステム
リテールシステム開発部 ロジスティクス担当
2020年入社/理工学部経営システム工学科卒
子どもの頃からさまざまな社会課題に関心があり「将来世代が不安を感じることなく過ごせる社会にしたい」と考えるように。丸井グループ入社後は新宿マルイ本館でショップ運営やイベント企画に1年半携わり、その後『マルイウェブチャネル』内の商品をシステムで管理する経験を経て丸井グループの物流事業をシステム面から支える現職に。趣味はサウナ、ショッピング、読書など。どんな趣味でもまずは自分が顧客になってみることを大切にし、仕事に活かしている。
私が所属しているのは、丸井グループの物流をシステム面から支える部署です。グループ会社のムービングと連携し、小売事業にかかわる物流が円滑に進むよう常に改善を行っています。小売事業における物流とは、ECサイト『マルイウェブチャネル』での商品の受注からお客さまのお手元に届けるまで、またリアル店舗であれば商品の在庫確認や補充など多岐にわたります。それらにかかわる膨大な業務が早く・正確に行われるためにはさまざまなシステムの存在が欠かせません。お客さまのお買い物体験の向上に向けシステムをよりアップデートしていくために、倉庫や店舗にも足を運び、各事業のメンバーから日々の業務で感じる問題点をヒアリングし、解決方法の検討を行っています。万が一、システムにエラーが出てしまえば、商品の到着を待つ多くのお客さまにご迷惑が掛かります。お客さまのオンラインやリアルでのお買い物体験が安心・安全であるように、もしもエラーが出たときはいち早く原因を特定し、改善することが私の担当している仕事です。
丸井グループでは『マルイウェブチャネル』のほか、外部のECサイトでも商品を販売しています。各ECサイトには独自の規約があり、出店元はその規約を遵守しなければなりません。あるとき規約が変更されたので、私たちもお客さまにお伝えするメールを作ることになり、私はその担当を任されました。メールの文言やレイアウトを考えるためには実際にサイトを運営するEC事業部の各課との連携が必要です。当時、異動して数ヶ月しか経っていなかった私には他部署に知り合いも少ない状況で、周りの協力を引き出し、業務をやり遂げることができるかとても不安でした。しかし、いざ関係各所に声をかけてみると、想像以上に協力的で、無事に仕事を進めることができました。丸井グループという大きな組織の中で、部署や所属会社の枠を超え「お客さまのために」という点で誰もが同じ方向を向いていることを実感することができた瞬間でした。
幼少期から、自分の周りにある環境問題をはじめとした数多くの社会課題に関心がありました。自分一人ではどうしようもない、大きな課題ばかりです。だからこそ、私は社会に出たら、個人では解決できない社会課題を、ビジネスを通じて解決したいと思うようになりました。そこで、「すべての人が『しあわせ』を感じられるインクルーシブで豊かな社会を共に創る」というミッションを掲げ、そこに本気で取り組む丸井グループであれば自分の想いを実現できると考え就職先に決めました。入社後、まずは漠然と関心を持っている「社会課題」の解像度を上げ、知見を増やしたいと思い、『Well-being推進プロジェクト』に手挙げで参加しました。プロジェクトを通じ、「社会人のワークエンゲージメントの低さ」という社会課題を知り、興味を持ちました。その課題解決につながる手法を学び、丸井グループ全体に広げていきたいと思い、まずは自部署でワークショップを開くことを上司に提案。若手の私に部署全体を巻き込んだ運営ができるのか不安でしたが、上司が背中を押してくれて開催を実現。また多くの先輩たちが取り組みに共感し、多くの人に参加いただき、何度もワークショップを開催できたのです。この経験は、「社会課題の解決に貢献したい」という自分の大きな目標への第一歩になりました。今後も、自分で行動を起こし、成長を続けていきたいです。
物流は社会にとって重要なインフラであり、丸井グループの物流事業は、丸井グループと社会をつなぐ架け橋の一つ。その架け橋をシステムで支える私の仕事は、丸井グループが社会に対してインパクトを起こす上で欠かせない存在だと考えています。私たちが取り組むインパクトの一つが「脱炭素社会の実現」です。システムに関する仕事が「脱炭素社会の実現」になぜつながるのか疑問に思う方もいるかもしれません。入社当初は私も丸井グループの事業領域の広さやアセットをどう活用していくのか具体的なイメージが持てずにいました。そのため、例えば環境問題を解決するには「モノやサービスを生み出す過程でのCO2削減が必須」と考えていました。しかし、情報や商品をスムーズにデリバリーできるシステムに改善することは、電気1kwhや輸送1tなど、単位あたりのCO2排出量を減らすことにつながります。このように、さまざまなアセットを持つ丸井グループだからこそ、一つの社会課題に対して多くのアプローチ方法を持っています。私はその中で、システムの面から「脱炭素社会の実現」にかかわれていることに大きなやりがいを感じています。
今、私が目指すのはデジタルの力を活用して新たなビジネスを創造できる「プロデュースbyデジタル」(※)な人へと成長していくことです。所属するエムアンドシーシステムでさまざまな経験を積みながらデジタルで課題を解決する力を磨き、今後はその力を活かして新たなフィールドにもチャレンジしていきたいです。そして、私のパーパスでもある「社会課題解決」に向けて、丸井グループならではのアセットを活用した新規事業を創出していくことをめざしています。インパクトの実現とは少し遠く感じるかもしれませんが、大事なことは、現業とインパクトの繋がりを意識できるかどうかです。そんな中長期の視点を持ちながら丸井グループのインパクト実現に貢献できる人材に成長していくことが、今の私の目標です。 ※2022年に丸井グループが掲げた求める人材のキーワードで、デジタルの力を活用して新たなビジネスをプロデュースできる人を指しています
※所属およびインタビュー内容は2023年2月時点の内容です