私たちの活動に共感し、
一緒にブランドを
育ててくださる
ファンを増やしたい。
株式会社okos
共創ビジネス事業部
2009年入社/経済学部卒
メンズアパレル販売、店内販促担当等を経て、博多マルイの開店準備メンバーに参画。その後、新規事業の企画に携わりながら産休・育休を2回取得。現在はサステナブルブランドのPRを担当。ヨガ、運転、お酒を飲むこと(特に芋焼酎)など、リラックスできる趣味をそろそろ復活したいと考えている。
現在、サステナブルなD2Cブランドの運営を担当しています。二人目の子どもの育休から復職した2021年の春から現在の部署でブランドの立ち上げに携わり、その年の秋に無事リリースすることができました。チームメンバーは8名と小規模で、皆で考えながら、プロジェクトを一つひとつ進めています。チームでは役割分担をしていて、私は「ファンづくり」を担当しています。「100%サステナブル素材へのこだわり」「廃棄物ゼロ、CO₂排出量実質ゼロをめざす」...そんなブランドの世界観に共感してくださるファンの方々を増やすことがおもな仕事です。SNSの公式アカウントでブランドについて発信しながら、モニター会などを開催し、ファンの方々から率直なご意見をいただいて商品開発やPRに活かしています。
私が所属する共創ビジネス事業部のミッションは、「社会課題」と「お客さまの悩み」の両方を解決する新規事業を開発・推進すること。そのためサステナブルブランドの運営も、私たち企業からの一方的な発信ではなく、ファンの方々と一緒にブランドを育てていくことが重要です。ですがコロナ禍では、オンラインでのコミュニケーションが中心となり、難しさを感じる場面もあります。そんな状況でも、私の背中を押してくれるのは、やはりファンの方々の存在です。ある商品開発のモニター会で「サステナブルな選択肢が増えてうれしい。でも使い勝手が悪くて捨てることになってしまったら、それはサステナブルではないですよね?」というご意見をいただきました。正解のない取り組みが続く中で、ファンの方々もブランドの将来を真剣に考え発信してくださっている。この手応えが、丸井グループのめざすインパクトと並行して、私を前に進めてくれるのです。
私は以前にも、お客さまとの共創活動を経験しました。入社6年目の秋、博多マルイの開店準備に携わった時のことです。延べ1万名以上のお客さまと600回以上の企画会議を重ね、ブランドコンセプトからテナントのメニューまで話し合ったのです。お客さまは、ブランドのイメージなどを言葉で表現することに慣れていません。どうしても「パッと見て、良いと思った」という回答になります。私はそこで終わらせず、「なぜそう思われたのか、一緒に考えていただけますか?そして良いお店を一緒につくりましょう!」と声をかけ、お客さまの想いやその言葉の背景を掘り下げていきました。驚くことに、会議を重ねるたび、私たちの活動に対するお客さまの共感がどんどん増していることが伝わってきました。お客さまの中には、開店後に博多マルイでアルバイトとして働いてくださったり、お友だちに「私の考えたお店だよ」と誇らしげに店内を紹介してくれた方も。言葉の奥のほうにある想いを掘り下げ、共感を育む大切さを、学びました。
サステナブルブランドの取り組みに共感してくれるファンの方々と共に活動を広げ、将来世代の未来を創ることが私のテーマであり、使命だととらえています。一人目の子どもの育休から復職後、今とは違うプロジェクトでサステナブルというテーマに携わっていました。その時、育児中の私の中で「サステナブル」は個人的な“興味”から、果たすべき“使命”に変わりました。組織横断でさまざまな部署の人と熱く議論したことは今でも忘れられない経験です。その使命感はいまだにブレていません。また、育児で時短勤務をしているため、働く時間に制約がありますが、仕事か育児かで選ぶのはやめました。一緒に働く仲間と家族のおかげで、どちらも貴重で大事な時間と思えるようになったからです。両方やると決めて、悩みつつ進めるほうが、どちらも楽しめる気がしています。子どもたちのより良い未来につながる選択肢も、そんな取り組みの中でこそ生み出していけると考えています。
私が学生のころは、社会に出て働くこと=会社に勤めることでした。でも今の学生の方々には、起業する、フリーランスとして働くなど、一人ひとりが自分らしい働き方を実現できるような選択肢が広がっていて、とても良いことだと思います。目の前にさまざまな選択肢がある中で、社会に出てからどのような未来を実現したいのか、しっかり考えて選び取ること。それができれば、就職活動を含めた未来に向けての準備は、きっとすてきなものになるはずです。先ほど触れた過去のサステナブルプロジェクトには、入社1〜2年目のメンバーがいました。その人は勉強家で、議論の場では相手のキャリアに物おじせず堂々と意見を述べていました。そんな若手が育っていることがとてもうれしいですし、新しい価値観を持った方々と一緒に働けることは本当に楽しみです。もしも丸井グループの想いに共感していただけたら、ぜひ未来への選択肢の一つとして考えてほしいです。
※所属およびインタビュー内容は2022年2月時点の内容です