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共創

共創

共創の考え方

丸井グループにとっての「共創」の原点は、創業者の言葉「信用はお客さまと共につくるもの」にあります。金融においても小売においても、お客さまと一期一会で縁が切れてしまうという関係ではなく、互いに信用を積み重ね長いお付き合いをしていこうという創業の精神の一つです。これがコアバリューである「信用の共創」として、現在に至るまで脈々と受け継がれてきました。

企業同士の共創はオープンイノベーションと呼ばれますが、丸井グループの特徴は、お客さまを始めとする、すべてのステークホルダーと共創を実践する点にあります。解決したい課題の当事者であるステークホルダーを巻き込み、課題解決の糸口を共創によって見つけていく。共創の範囲は、店づくりや商品・サービスづくりはもちろん、社会課題の解決やエコシステムの構築、丸井グループの経営改革にいたるまで限りがありません。私たちにとってステークホルダーとは、未来を共に創るパートナーです。ステークホルダーごとに異なる「しあわせ」の重なりあう部分を共に見つけ、調和・拡大していきます。

利害関係者間で重なり合う利益の拡大を示す図
お客さま、株主・投資家、お取引先、社員、地域・社会、将来世代といった利害関係者の関係を示した図で、それぞれの利益が重なり合い、中心に『利益(しあわせ)の拡大』を目指すコンセプトが示されています。

インパクトの実現に向けた「共創投資」

丸井グループが掲げる3つのインパクト目標の達成に向けて、同じ志を持つスタートアップ企業に、協業を前提とした出資を行う「共創投資」を行っています。投資の最大の目的は一般的な投資リターンではなく、協業によるインパクトの実現です。そのため投資先の選定では、両社が持つ価値観やめざす方向性への共感度、アセットや強みの掛け合わせによるシナジーの可能性など、あらゆる点から対話を重ねていきます。同じ志を持つステークホルダーと共創することで、社会課題の解決と利益の両立に挑戦しています。

丸井グループの共創投資先であるスタートアップ企業のロゴ一覧
本図版には、丸井グループが共創投資を行ったスタートアップ企業のロゴが掲載されています。みんな電力、neuet、アイカサ、Regional Fish、DAIZ、ADDress、Minimal、Sparty、DINÉTTE、sitateru、PostCoffee、Jiraffe、FiNANCiE、BULK HOMME、cake JP、AdInte、Mirrativ、駿河屋、YAMAP、POCKET MARCHÉ、snaq.me、BitStar、GOOD VIBES ONLY、Mellia、HERALBONY、FABRIC TOKYO、GTN、Gojo & Company、CAMPFIRE、BASE、COUNTERWORKS、TSUKURUBA、Life is Tech!、allsgood、COTEN など、多様な業種の企業が含まれています。

協業を加速する「共創チーム」

「共創投資」はただ投資をするだけではなく、インパクトの実現に向けた協業を前提としています。投資先ごとに「共創チーム」を編成し、チームメンバーは自らの手挙げで応募した丸井グループ各社社員から参加します。投資先ごとに適した社員が配置されるため、年齢や社歴による序列もなく一人ひとりが責任感を持って成果にこだわり、意思決定のスピードが非常に速くなっています。本業の空いた時間に行うのではなく、本業そのものとして共創に取り組んでいます。

各部門案件を検討し意思決定をスムーズに進める共創チームの図
各部門の案件をチーム内で検討し、スムーズな意思決定を可能にする共創チームの構成を示す図です。リーダーを中心に執行役員やグループ横断のメンバーが連携し、グループ各社や共創先と協力する仕組みが示されています。

新たなパートナーと出会う「共創の場」

丸井グループでは、まだ見ぬ共創パートナーとの新たな出会いを求め、スタートアップ企業とのオープンイノベーションから新たな価値創出をめざす「Marui Co-Creation Pitch」や、25歳以下の将来世代の皆さまから未来に変革を与えるアイデアを募集する「Future Accelerator Gateway」などのピッチイベントを開催しています。

近年は、日本最大級の中高生向けのアプリ・サービス開発コンテスト「アプリ甲子園」の共催や、中学生と社会課題を解決するアクションプランを考える「マルイミライ・スクール」を開催するなど、将来世代との共創が拡大しています。

共創の場

丸井グループでは、社会課題を解決するビジネスやサービスの開発に向けて、さまざまなテーマで「共創の場」を開催しています。スタートアップ企業や25歳以下の将来世代向けのピッチイベント、中高生向けのコンテストやスクール、お客さま向けの店舗・サービス企画会議など、開催予告や活動報告を順次お知らせさせていただきます。

協業から生まれる「共創インパクト」

丸井グループがめざすインパクトは3つ、「将来世代の未来を共に創る」「一人ひとりの『しあわせ』を共に創る」「共創のエコシステムをつくる」です。同じ志を持つ仲間や共創パートナーと共に互いのアセットやサービスをかけ合わせることで、これまで存在し得なかった新たなビジネスやイノベーションの創出をめざしています。私たちが持つ代表的なアセットは、マルイ・モディ店舗やエポスカード、小売・金融を融合した幅広い事業、そして約4500人の共感力高い社員です。
これらのアセットは、自社の成長や市場シェア拡大のために活用するだけでなく、社会課題解決やインパクトに実現のために活かされています。丸井グループが提供できるおもなアセットやサポートと、共創パートナーが持つアセットやサービスをかけ合わせることで、協業だからこそ実現することができた新たなインパクトが生まれています。

丸井グループのおもなサポート

01

リアル店舗への出店・運営支援

首都圏を中心に、年間約2億人のお客さまが来店される22のリアル店舗「マルイ」「モディ」を展開。最短1週間から出店可能なイベントスペースや常設ショップなど、ご希望に応じた出店が可能です。当日の空間づくりや商品の設置はもちろん、経験豊富な丸井グループ社員が店頭接客を行うなど、運営受託に至るまで一気通貫した支援を行っています。

02

顧客のビッグデータ分析・提案

750万人超えの会員を有する「エポスカード」。会員の約半数が30代以下です。顧客接点の提供に加え、コラボレーションカードの発行や個人・企業への融資、顧客のビッグデータを活かした分析や提案が可能です。独自の与信ノウハウを活かし、カードの貸倒率は業界最低水準を維持しています。

03

物流業務の企画・設計・運営支援

ECとリアル店舗、双方のファッション・雑貨に特化した物流センターとノウハウを保有。物流業務の企画・設計・運営の代行なども行っています。お手元の商品を少量から倉庫にお預かりしたり、配送可能なEC商品をマルイ店舗でお客さまに受取・返品いただける体制を構築しています。

04

人材・ネットワークの提供

約4500人の丸井グループ社員は、ほぼすべての社員が店舗での接客経験を持つため、お客さまや社会のニーズを捉え、ニーズに沿った提案から共創を推進します。また協業を前提とした出資やお取引先さまを紹介するスタートアップネットワークを有しています。事業推進や経理業務など、人材の派遣も幅広く行っています。

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