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2026.06.25

悔しさの先に見つけた、デジタルの現場をつなぐ役割【カラフルキャリア~私の原動力~#29】

丸井グループでは「お客さまのお役に立つために進化し続ける」「人の成長=企業の成長」を経営理念に掲げ、人的資本経営に取り組んでいます。手挙げ制による学びの場への参加やグループ間職種変更など、多くの社員がさまざまな経験をそれぞれのキャリアに役立てて活躍しています。連載「カラフルキャリア~私の原動力~」では、多様なキャリアで活躍する社員に注目し、その原動力をひも解いていきます。 今回は、「デジタル部門で自分の強みを発揮する社員」をテーマに、エムアンドシーシステム システム企画本部で活躍する矢羽田さんにお話をうかがいました。

「プログラミングは好きじゃない」から始まった就活

―矢羽田さんの現在のお仕事について教えてください

丸井グループの情報システムサービス会社であるエムアンドシーシステムで働いています。私が所属するシステム企画担当は4名の少人数チームで、半数が中途社員です。最新かつ最適な開発基盤(システム開発に利用するツールや環境など)を構築し、開発生産性を高めることで丸井グループの企業価値向上に貢献する部署です。具体的には、GitHub*などのツールを用いたプログラムの管理・移行処理の設計、エンジニアへのAI導入、プログラム土台となるフレームワーク管理、各開発部門への技術支援などが業務範囲です。
GitHub*…世界中の人々が自分の作品などの成果物(プログラムやデザインなど)を保存・公開できるWebサービス


―理系出身とのことですが、エムアンドシーシステムへの配属は希望だったのでしょうか?

そうですね。新卒の店舗での経験を経て、初めての本社配属はエムアンドシーシステムの情報セキュリティ担当でした。セキュリティの知識はどこに行っても必要だと思うので、最初に学べたのは良かったです。

入社当時は、「デジタル系の部署に絶対に就きたい」とは考えていなかったのですが、会社のIT周りを支える「情報システム」のような仕事があることを知り、そこなら自分が学生時代に学んできたことが活きるのでは?と考えてエムアンドシーシステムへの異動を希望しました。


―「絶対デジタル分野!」とは考えてなかったんですね。そもそも、どういった理由で丸井グループに入社したのですか?

理工学部では、周りのほとんどがエンジニアをめざす環境でしたが、私は「プログラミングはあまり好きではなく、自分には向いていない」と考えていました。

少し焦りを感じていた大学3年生の時、関西でたまたま開催されていた丸井グループの夏季インターンに、軽い気持ちで参加しました。その半年後、就活が本格化するタイミングで企業説明会に参加したところ、採用課の方が私のことを覚えていてくださっていたことに感動して。「たぶん覚えていないだろう」と思っていたので、本当に驚きました。

一番の決め手となったのは、丸井グループ社員の人柄や社風です。就活を振り返ると、ほかの企業の選考では 、「会社が上で学生が下、会社側が選ぶ立場」というのを感じることが多かったのですが、丸井グループは各選考のフィードバックや業務連絡の丁寧さを通して、学生と会社が対等である採用活動をされていると感じました。当時は「これがしたい」という明確な職種のイメージを持っていなく、就活の軸として「社員の人柄」と「企業と学生が対等に選び合う採用であるか」を重視していた私にとって、丸井グループはぴったりでした。

コロナ禍での入社。緊急事態宣言の影響で7月に延期となった入社式の様子

「次はできるようになりたい」、悔しさを力に変える

―実際に働く中で印象に残っているエピソードはありますか?

エムアンドシーシステムに異動して2年目に担当した、ECシステムのクラウド化にともなうリプレイス案件が強く印象に残っています。

進捗確認会や本部長への報告の場で、用意してきた説明はできても、想定外の質問を受けると答えられず、先輩にそのまま質問が移ってしまうことがありました。それで怒られることはなかったのですが、「わからなくて当然」と思われているように感じたことが、とても悔しかったのを覚えています。その悔しさから、「次回は絶対に先輩の名前を呼ばせない」という思いで、開発業務に関する知識の習得に全力で取り組み、社内外のエンジニアに積極的に質問をし、自分の中で理解できるまで調べ続ける日々でした。そこから次第に任される範囲も広がり、最終的には一人で対応できるようになった時の喜びは、忘れられません。

今では当時より大きな案件を担当することも増えましたが、壁があるほど「絶対に解決する」という意欲が高まります。周囲を巻き込みながら、自らも泥臭く調べ、最後までやり切ることで得られる達成感にやりがいを感じています。


―すてきなエピソードですね。そんな矢羽田さんの原動力を教えてください!

私の原動力は、うまくできなかった悔しさを次へのエネルギーに変えることです。これは昔から変わらず、子どものころもテストの点数が思ったより低いと「次こそは」と悔しがり、前向きに取り組んでいました。

仕事でも、悔しさを感じる場面では、「どうにか解決したい」「次はできるようになりたい」という気持ちが強くなります。大きな案件や難しい課題に直面するほど、自然とスイッチが入り、周囲を巻き込みながらでも最後までやり切ろうとします。一人では解決できないからこそ、わからないことをそのままにせず、人に聞き、学び続けるという、その積み重ねが周囲の信頼につながりました。
目の前の仕事に真剣に向き合い、任されたことをやり切る。その先にある成長や達成感が、次の挑戦へと背中を押してくれています。

二項対立のなかで、最適解を見出す

―今後、仕事を通じてどんな役割を担っていきたいですか?

システム開発の現場では、さまざまな立場のステークホルダーの間に立って案件を進めることが多く、私は自身を調整さんのような存在だと感じています。

特に、「丸井グループがめざす理想の実現」と、「数百万人のお客さまが利用する既存システムの安定稼働」は、システム開発における二項対立だと考えています。どちらかを選ぶのではなく、その二項対立の中で現実的な着地点を探り当て、かかわるメンバー全員が腹落ちしたうえで主体的に取り組める状態をつくることが、自分の役割です。100点をめざすというよりも、80点でも全体として最適であることを大切にしながら、安心・安全を担保し、丸井グループ全体が一体となって前に進めるシステム開発を支えていきたいと考えています。


―これからどんなキャリアを描いていきたいと考えていますか?

正直なところ、今はマネジメントについて明確に描けているわけではありません。少人数のチームで、プレイヤーとしての比重が大きい仕事をしていることもあり、まずは目の前の案件にしっかり向き合い、自分の強みを磨いていきたいと考えています。

将来的には、これまでとは違う立場からシステムや事業にかかわる経験もしてみたいと思っています。これまでは「システムをつくる側」としての経験が中心だったため、サービスを企画してお客さまと向き合う仕事にも挑戦し、視野を広げていきたいです。

また、仕事を続けていくうえで大切にしたいのが、人との縁です。案件を通じて部署を越えてかかわった仲間と、仕事終わりに飲みに行く時間も含めて、関係性が深まっていく感覚が好きなんです。これからも、人とのつながりを大切にしながら、周囲が安心して仕事に向き合える環境づくりに貢献していきたいと思っています。

趣味で撮りためたビールの写真。仕事終わりに仲間と飲む一杯は最高!

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