2026.01.27
カラフルキャリア ~私の原動力~#24 ゼロから挑む環境が育てた、前へ進める力
丸井グループでは「お客さまのお役に立つために進化し続ける」「人の成長=企業の成長」を経営理念に掲げ、人的資本経営に取り組んでいます。手挙げ制による学びの場への参加やグループ間職種変更など、多くの社員がさまざまな経験をそれぞれのキャリアに役立てて活躍しています。 連載「カラフルキャリア~私の原動力~」では、活躍する社員に注目し、その原動力をひも解いていきます。今回は「女性管理職」をテーマに、不動産事業の企画部門でマネジメント職として活躍する鳥畑さんにお話をうかがいました。

住まい事業の未来をつくる企画の仕事
―はじめに現在のお仕事内容について教えてください!
マルイホームサービス*の企画部門で戦略・利益計画策定や新規管理受託物件の開発を行っています。従来の賃貸管理事業に留まらず、丸井グループの戦略である「好き」が駆動する経済をどのように住まい事業で実現していくかなど、丸井グループらしい住まい事業の実現に向けて幅広く企画検討しています。
*マルイホームサービスとは…不動産事業を展開する、丸井グループのグループ会社。賃貸マンションの管理事業を中心に住まいに関するサービスを提供している。

―専門性の高いお仕事をされていますが、そもそも丸井グループに入社しようと思ったきっかけは何でしたか?
就活を始めたころは、「人と接する仕事って楽しそう!」と思って、小売とか旅行会社とかを見ていたんです。そんな中で丸井グループと出会ったのは、なんとなく参加した説明会でした。そこで聞いた「三位一体のビジネスモデル」がおもしろいと感じて。他社が「事業をいくつも展開している」と説明する中、丸井グループは「小売やフィンテック、未来投資などの事業を組み合わせることで、価値が生まれる」と語っていたのが独特で、興味を持ったのがきっかけでした。
そこから選考が進むにつれて、ますます「ここ良いな」と思うように。出会う先輩社員の皆さん一人ひとりが、学生の私をお客さま扱いじゃなくて、これから一緒に働く仲間として向き合ってくれたのがすごくうれしかったんですよね。
それと、当時の私は「正直、自分に向いている仕事なんてわからない!」と思っていたんですが、丸井グループには会社・部署をまたいで職種変更できる仕組みがあって、入社後にいろいろ挑戦できる環境があるのも魅力的でした。その結果、入社前には想像もしていなかったほど、さまざまな経験ができ、本当に良かったと今は感じています。
キャリアの幅が広がった転機
―接客・販売経験のあと、全社のシステム企画・開発を担うエムアンドシ-システムに異動されていますが、ご自身の希望だったのですか?
希望でした。
きっかけは、人事の方とのキャリア面談です。新しいことにチャレンジしたい!という気持ちを思い切ってぶつけたら、「それならグループ全体の生産性向上をめざすDX部門はどうか?」と提案していただいて。幼いころから父の仕事の関係でITが身近だったこともあり、「やってみたい!」と興味を持って、自ら手を挙げました。
ただ、希望で異動したものの、最初は本当に大変で…。配属されたのはたった4名の新しい組織で、「ミッションはあるけど、どう進めたらいいの!?」みたいな、完全に手探りの状態(笑)。でも、トライ&エラーをくり返しながら進めるうちに、DXを通して皆が働きやすくなる仕組みをつくっていくことに、どんどんやりがいを感じるようになりました。
そのころに感じていたのは、私はいわゆる「モノをつくる」仕事よりも、そのつくる人たちを支える役割のほうが好きなのかも?ということでした。
―手探りの中で多くの学びがあったのですね。その後、別のグループ会社の新規事業を担当することになるわけですが、そこでの経験はいかがでしたか?
2021年に立ち上がったインキュベーション会社「okos(オコス)」のTSUKURUBA事業部で、賃貸住宅の新規事業を担当しました。
ここでもやっぱり、ミッションはあるけど進め方はゼロから手探り!というチャレンジングな環境。それに加えて、協業先だったスタートアップの(株)ツクルバさまと一緒に進める共創ビジネスだったので、文化の違いもあり、最初はかなり苦戦しました。
そんな私の仕事へのスタンスを変えたのが、ツクルバの社員の方のひと言なんです。いつもの打ち合わせで「提案内容は一度社内で相談します」と伝えたら、「会社の意見ではなく、鳥畑さん自身の意見が聞きたいです」とはっきり言われて、衝撃を受けました。それまで私は「自分で判断して進める」という感覚を持っていなかったので、その一言でハッと目が覚めた感じでしたね。
異なる企業文化を持つ2社が同じゴールをめざす共創ビジネス、そして自分の判断で前に進めていくというのは本当に難しかったです。でも、自分で主体的に進めたことが形になって世に出ていくあの“手触り感”は、大きなやりがいにつながりました。この新規事業の経験を通して、ゼロからサービスを生み出す楽しさを知りましたし、それまでのエムアンドシーシステムで味わってきたやりがいとはまた違う、新しい世界が開けたように感じました。
―どんな場所でも働きがいを見出している鳥畑さんですが、その原動力を教えてください!
ここまでお話した通り、私は新組織に配属になることが多かったため、誰かから引き継がれた仕事ではなく手探りで進めなければいけないことが多かったのですが、大変な分、悩みながらも取り組んだことが成果につながった時の達成感は、はかり知れないです。この達成感が次への原動力になっていると思います。
それと、忙しい時こそ、大切にしている言葉があって。それは、エムアンドシーシステム時代の上司に言われた、「作業をする人になるか、仕事をする人になるか」という言葉です。タスクが山積みになるとつい思考停止してしまうのですが、「私は今、作業ではなく仕事をしているか?」と、常に自分に問いかけるように心がけています。
人の成長を支えることに喜びを感じるようになった
―同年代の中でも若くしてマネジメント職になった鳥畑さん。何かご自身の中での変化はありますか?
マネジメント職になっても業種自体は変わっていませんが、私に求められる役割は大きく変わったと感じています。
中でも一番の気づきは、私は思っていた以上に「人に興味がある人なんだ」ということです。自分の成果よりも、メンバーのプレゼンがうまくいったり、商談が成功したり、成長していく姿を見るほうが特別うれしいんです。これまで自分の成功を喜びにしてきた私にとっては、大きな気づきでした。
実は、マネジメント職へのステップアップのチャンスをいただいた時は、「私に務まるのかな?」と戸惑いがありました。でも、当時の上司の「昇進はゴールではなく出発点。ここからどれだけ成長できるかを楽しんだほうがいい」という言葉に背中を押していただきました。
最初は不安もありましたが、今はマネジメントに強いやりがいを感じています。求められる役割に合わせてチューニングできるのは、自分の強みなのかもしれません。ストレングスファインダー*でも「適応性」が上位にあって、基本的には「置かれた場所で咲く」タイプだと思っています。(笑)

―では、これから先どのような組織、どのようなリーダーになっていきたいですか?
一番意識しているのはメンバーのエンパワーメントで、皆が力を発揮し成果につなげていけるチームにしたいと思っています。
TSUKURUBA事業部がマルイホームサービスに事業ごと移った当時 、私は企画部門のチーフとして前に進めていく必要がありましたが、9割が年上のメンバーという、これまで経験したことがない環境でした。だからこそ、いきなり改善点を言う「外から来た人」にはなりたくなく、細やかなコミュニケーションを何より大切にしてきました。着任当初から「ぜひいろいろ教えてください」という姿勢を徹底し、皆で会社をよくしていこうという想いを共有して信頼関係を築いてきました。今でも「鳥ちゃん」とあだ名で呼んでもらえているのは、関係性を大切にしてきた結果だと思っています。
メンバーが力を発揮できる環境づくりと、自分自身の成長を楽しみながら、チームとしてよりよい成果を出していける組織をめざします。マネジメントと足元の業務遂行を両立するのは難しいと感じることは多々ありますが、「鳥畑さんと一緒に働けて良かった」と思ってもらえるような仕事をしていきたいです。
マルイホームサービス 公式サイト
https://www.marui-hs.co.jp/