2026.05.26
悔しさを乗り越えて挑む、お客さまのための事業づくり【カラフルキャリア~私の原動力~#28】
丸井グループでは「お客さまのお役に立つために進化し続ける」「人の成長=企業の成長」を経営理念に掲げ、人的資本経営に取り組んでいます。手挙げ制による自主的な学びの場への参加やグループ間職種変更など、多くの社員がさまざまな経験をそれぞれのキャリアに役立てて活躍しています。
連載「カラフルキャリア~私の原動力~」では、多様なキャリアで活躍する社員に注目し、その原動力をひも解いていきます。今回は、「職種変更を通じたスキルアップ」をテーマに、丸井グループのDX支援を担う、株式会社Goodpatchとの合弁会社Mutureで活躍される岩野大地さんにお話をうかがいました。

未来に向けて、まずは基盤を知るところから
―はじめに現在のお仕事内容について教えてください!
株式会社Mutureに出向しています。Mutureは、丸井グループとGoodpatchのジョイントベンチャーで、丸井グループのDXの基盤となる事業や組織づくりに奮闘しています。また、培った実践知を起点に、丸井グループ外への変革支援を進めています。
私は中でも事業推進・事業拡大およびPRを担当しています。丸井グループのDX推進プロジェクトに参画し、事業成長につながる企画支援を行うとともに、他のエンタープライズ企業へのサービス展開を推進しています。あわせて、PR活動やイベント企画、コミュニティ運営を通じた事業拡大にも取り組んでいます。

―新規事業開発などさまざまな経験を経て、現在Mutureで活躍されていますが、入社後初めての異動はグループのシステム会社であるエムアンドシーシステム(以下M&C)ということで、こちらは希望されたんですか?
そうですね。今後いろんな事業にかかわるうえで、全ての基盤となるシステムがわかるようになりたいと思い異動希望を出しました。
M&Cには約3年在籍したんですが、エポスカードの審査や発行、加盟店管理など多岐にわたる開発に携わりました。いろいろ担当させていただいたことで、エポスカードにかかわる大枠の仕組みを理解することができたと思っています。
悔しさをバネに学んだ、新規事業の本質
―その後、okos*にてフィンテック関連の新規事業開発を担当されたということで、印象に残っていることはありますか?
とても悔しい経験をしたのを今でも覚えています。
当初、「推し活」に関連する事業提案を、毎月のように青井さんに行っていました。最初のころは苦しい試行錯誤の日々が続きましたが、そこから約3カ月を経て、ようやく収益性にも自信を持てるビジネスモデルを構築することができました。
自分としては、この事業を絶対実現するんだという熱い気持ちで、青井さんへの答申に挑んだんですが、結果は通らず。自信があっただけにかなり悔しかったです。
ただ、今振り返ると私の提案は、あまりにもビジネスチックになりすぎていて、お客さまの視点が抜けていました。青井さんからも、ポジティブな消費の促進ではなく、「好き」がゆえの盲目的な行動を助長しかねないアイデアだというフィードバックをいただきました。
新規事業提案において、事業性と顧客視点のバランスをどのように実現するかという課題に直面しましたし、自身の視野の狭さも痛感しました。
*okos:新規事業創出と育成を目的とする、当社グループのインキュベーション会社
―okosでは悔しい経験をされたということですが、その経験をキャリアにどう活かされましたか?
実は、okosの次に異動した部署がすぐに経験を活かす機会となりました。
フィンテック関連での新規事業立ち上げをめざして発足した組織で、 日本初の教育分野における個人型ファイナンスプログラム「まなび応援! Apple専用分割プログラム(残価設定ローン)」の企画・開発を担当することになりました。
企画時には、過去の反省をもとに、事業性だけでなく丸井グループがこのサービスを提供する意義、そしてこのサービスを利用するユーザーに寄り添うことを意識しました。
このサービスでは、将来世代が経済的な理由を原因に、教育の中で必須となっていくデジタルデバイスを利用できず、あるべきではない格差が生まれないようにというところを、企画の中核に置きました。
そのため、利用者の支払いの負担を少しでも減らし、長期的なお付き合いと収益を確保できるような設計にしました。
―今回の新規事業提案では、前回での悔しい経験を糧に、よりよいビジネス案を作成できたんですね。
そうですね。青井さんにご示唆いただいていた、「お客さまにとって『あの時は丸井グループにお世話になった』と思っていただける社会的意義のあるサービス」として構築できたと思います。
また、一緒にこの事業に取り組む販売会社が、私たちが大事にした「将来世代の応援」という考え方に深く共感して、提携先の学校拡大に向けて尽力してくださいました。これがなければ事業の実現は難しかったと思うので、非常に助けていただきました。
最終的にApple本国の責任者にプレゼンテーションしたのですが、顧客視点と事業性の両立をめざしたビジネスモデルを評価していただけました。プレッシャーも緊張もありましたが、人生に一度あるかないかの良い経験でした。

経験を新たな挑戦へつなぐ
―新規事業提案などハードルの高い取り組みだったと思いますが、岩野さんにとっての原動力はなんですか?
「これが実現したらおもしろい」「これでたくさんの人がしあわせになれるはずだ」という理想が原動力です。その理想を諦めないという意思を常に持って、前に進み続けています。時には大変なこともありますが、どんな状況も自分にとってのチャンスだと前向きにとらえて行動することが、仕事のやりがいの起点になっています。
どんな状況でも、自分の意思で、自分が納得して取り組める環境をつくって挑戦してきたことが、自身の成長にもつながっています。
―悔しい経験も乗り越えて、新規事業立ち上げを実現された岩野さんですが、今後取り組みたいことはありますか?
誰もが楽しく笑っている状態に近づけるようなサービスなどを提供したいと思っています。稚拙な表現ですが、私が働くうえでめざしたい未来はこれに尽きます!
そのため、足元では他社との共創による新サービスの企画を推進しています
中でも、今年2月の「好き」を応援するビジネスコンクールでコーディネーターとして携わった「宇宙」をテーマとしたアイデアは、ワクワクする未来の可能性に満ちています。
これまで培った経験やスキルを活かして、この事業化を推進し、新たな価値を社会に届けたいと思います。

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