環境保全活動

マルイグループは企業活動と地球環境との調和をはかるため、省エネルギー、省資源をはじめ、環境の保全に配慮した取組みをすすめています。空調・照明設備の省エネ対応による温室効果ガスの削減や廃棄物の削減・リサイクル化の推進、衣料品のリユース・リサイクルを推進する「循環型ファッション」の取組みや、生物多様性保全など、さまざまな環境負荷低減への取組みをすすめています。また、店舗を展開する小売業の特性をいかして、地域の環境活動への参加・協力等、お客さまや地域の皆さまとともに低炭素社会の実現に向けて取組みをすすめてまいります。

グループ環境方針2008年制定 2016年改定

丸井グループでは、すべては社会からの「預かりもの」であるという考えのもと、事業活動が自然資本に与える影響を整理し、グループ全体で気候変動への対応や環境汚染の予防など環境にやさしい事業活動をおこなうべく、方針を改定しました。

基本的な考え方

丸井グループは、小売事業とフィンテック事業を両輪とするユニークな事業形態で、すべてのお客さまに喜んでいただける、豊かなライフスタイルを提供する企業グループです。豊かなライフスタイルとは、心の豊かさ、そして自然資本に配慮したサステナブルで豊かな社会の実現を願う価値観であると考えています。

行動指針

1. グループ一体ですすめる環境負荷の低減

サステナブルで豊かな社会の実現に向けて、事業活動に関わるグループ従業員一人ひとりが自ら考え、社会のお役に立つ取組みの輪を広げ、グループの独自性を発揮した豊かなライフスタイルを提案するとともに、環境負荷の少ない事業に取組みます。

2. ステークホルダーとの共創

お客さまと共にすすめる環境負荷低減活動の継続と、お取引先さまと共にすすめる「マルイグループ調達方針」の遂行はもとより、すべてのステークホルダーと共創し、環境保全活動に積極的に取組み、地域・社会に貢献します。

3. 店舗運営における環境負荷の低減

商業施設の店舗運営における省エネルギー化をはじめ、都心型店舗の緑地空間の整備、生物多様性への対応、資源の3R(リデュース・リユース・リサイクル)を促進します。

4. 自主企画商品における環境負荷の低減

お客さまのニーズに沿わない無駄な商品をつくらないことで、廃棄物をもとから減らすリデュースを実現するとともに、温室効果ガス排出量の低減を図り、環境にやさしい商品の開発をすすめます。また、原材料の調達から廃棄・リユースに至るバリューチェーンを見える化し、労働環境や化学物質の管理までを含めた、安心・安全な生産・調達に取組みます。

5. 環境負荷低減を実現する革新的サービスの開発

小売事業とフィンテック事業に、ITや物流などグループの強みを重ね合わせた独自のプラットフォームを活用し、世の中の変化とお客さまのニーズに対応した新たな利便性の提供と環境負荷低減を両立する、革新的サービスの開発をすすめます。

6. 環境法令等の遵守

環境関連法規、地域の条例・協定、また国際的な慣習・慣例を踏まえ、各国の法令を遵守し、適切に対応するとともに、社内基準に沿った自主的な事業活動の管理をおこないます。

2016年11月1日
株式会社丸井グループ
代表取締役社長 代表執行役員
青井 浩

「2050年目標」の策定

丸井グループは2008年に「グループ環境方針」を制定し、温室効果ガス排出量原単位の年1%以上の改善目標、リサイクル率60%目標を達成しました。今後の事業活動の変化と自然資本に与える影響を踏まえ、2050年を見据えた短・中・長期の環境負荷低減目標値の策定に向けて協議をおこなっています。

管理体制

株式会社丸井グループ 代表取締役社長 代表執行役員を委員長とする「コンプライアンス推進会議」(計20名)およびCSR推進担当役員を委員長とする「環境・社会貢献推進委員会」(計10名)を設置し、会議および委員会を定期的に開催しています。「環境・社会貢献推進委員会」で議論された内容は、「コンプライアンス推進会議」において定期的に報告し、協議をおこなっています。

<コンプライアンス推進会議>
委員長:丸井グループ 代表取締役社長 代表執行役員
メンバー:丸井グループ 専務執行役員、常務執行役員、上席執行役員、執行役員、監査役、MRI債権回収 社長、
エポス少額短期保険 社長
事務局:丸井グループ 総務部長
<環境・社会貢献推進委員会>
委員長:丸井グループ CSR推進担当 常務執行役員
メンバー:丸井グループ各社 取締役、CSR推進部長、丸井 店長・店舗サポート部長、
マルイグループユニオン 中央副執行委員長
事務局:丸井グループ CSR推進部 CSR推進担当課長

商品・サービス等を通じた取組み

[マルイの「ラクチン」シリーズ]

お客さまの価値観やライフスタイルの変化に対応し、ファッション性だけでなく、着心地やはき心地、使い心地などのニーズにお応えするため、お客さまと共同開発した新PB 商品が「ラクチン」シリーズです。「買って良かった、長く使いたい」と感じていただける商品をお客さまに長くご愛用いただく事は、無駄なお買物が減り、処分する衣料品を減らす事につながります。同時に、このようなお客さまニーズに合ったモノづくりは、つくる側も無駄な生産が減り、売れ残って処分するものを削減する事にもなります。マルイはこれからもお客さまと一緒に"良質で長く使える"商品づくりをすすめていきます。

[カーボンフットプリント]

マルイでは、年齢を問わず幅広いお客さまにご好評いただいている『ラクチンきれいパンプス』につきまして、原材料手配から工場での製造、店舗に運ばれお客さまにご愛用いただき リサイクルされるまでの間に排出されるCO2量を算定する「カーボンフットプリント」を実施いたしました。
今回取り組んだ『フラットパンプス』は、たくさんのお客さまにご支持いただいており、かつ日本国内生産によるCO2排出量の抑制に配慮した商品です。


※上記ヴェリココVI1F5-8014型番の
CO2排出量は4676gと算定

生物多様性への取組み

[中野マルイ 里山・ビオトープ]

中野マルイでは、店舗の西側に860m2を超える緑豊かな広場をつくり地域の皆さまに憩いの場を提供するとともに、里山や水辺環境などを取り入れたビオトープを設け、鳥や昆虫などが共生できる空間をつくり、生物多様性に向けた取組みをすすめています。

< ビオトープ >・・・特定の生物群落が存在できるように特定の環境条件を整えた空間のこと

■生物多様性調査
地球上には様々な「いきものたち」がいます。それぞれが関係しあって生きていることを生物多様性といいます。中野マルイでは外部機関に委託して生物多様性調査を定期的に実施し、緑地の管理方法の改善や、周辺の住民の方にいきものたちの様子をお伝えする取組みをすすめています


▲「四季の庭・水辺の庭」


▲水辺の様子


▲生物多様性調査


▲ナミアゲハ


▲ヒヨドリ


▲メダカ

中野マルイ「四季の庭・水辺の庭」が「都市のオアシス」として認定されました

「都市のオアシス」とは、公益財団法人都市緑化機構が、ヒートアイランド現象などで悪化する都市環境において、人々に安らぎと憩いの貴重な環境になっている緑地の重要性の普及啓発を目的に、緑豊かで憩いの場となる空間について、第3 者審査会により認定するものです。


▲「都会のオアシス」Webサイト
http://www.urbangreen.or.jp/
midorinowa/oasis.html


▲社会・環境貢献緑地
「都市のオアシス」認定証

[みどりのスポット]

■新宿マルイ本館「Q-COURT」
屋上に本格的な英国庭園を設置。 ショッピングの合間に季節の花々を楽しみながら、ゆっくり休憩できるようになっています。


▲「 Q-COURT(キューコート)」


▲早春の庭にある噴水


▲ヒメアカタテハ

※ Q-COURTが「2014 都市のオアシス」に認定されました。小売業では初となる2カ所目の「都市のオアシス」認定となります。

■千住ミルディス(北千住マルイ)
千住ミルディス(北千住マルイ)の屋上に芝生や季節の花を配し、ご家族連れもくつろげる広場になっています。


▲北千住マルイ屋上広場


▲イチモンジセセリ


▲ハクセキレイ

[環境展示会「エコプロダクツ2014」に出展]

マルイグループは12月11日(木)〜13日(土)の3日間、東京ビッグサイトで開催された環境展示会「エコプロダクツ2014」に出展しました。6回目の参加となる今回の出展テーマは、「お客さまと一緒に取組む本業を通じた社会貢献」。お客さまと一緒につくり、ご愛用していただくことで衣料品のリデュース(廃棄物削減)にもつながるとして新PB「ラクチン」シリーズの取組みや衣料品のリユース・リメイクを推進する「循環型ファッション」などを紹介しました。

※循環型ファッションとは
お客さまの「 着なくなった衣類品を有効活用したい 」 などのニーズにお応えすることで、日本における衣類品のリユース・サイクル率の向上に貢献する取組み。

省エネルギーへの取組み

[電力使用量の削減]

2014年度のマルイグループ電力使用量は、省エネ機器への効率的な設備投資と店舗における照明や空調設備運用管理の徹底により前年を大きく下回り、更に電力使用制限が発令された2011年度比でも▲3%を実現しました。 今後もお店の改装に合せたLED・高効率蛍光灯の導入や省エネ型空調機への入替え、売場や倉庫・事務所の照度や温度管理の徹底など、継続して 電気使用量の削減をすすめていきます。


省エネ型の売場照明

新型POSの導入
照明設備

2014年度は売場基礎照明のLED化を推進し、年間の電力使用量を削減しました。2015年度中に切替えを完了させる予定です。

空調設備

定期メンテナンス実施による機器類の高効率化や、運転時間・温度設定の見直しによる効率稼動などを継続的に実施し、併せて省エネ型空調設備の導入計画を策定して、2014年度より順次対応しています。

新型POS・新型ATMの導入

2013年度より新型POS・新型ATMの導入を開始、全POSの15%、全ATMの30%を省エネ型新タイプへ切替え、年間で170万kwh の電気使用量を削減しました。

店舗をあげての節電への取組み

事務所やストックヤード・食堂・休憩室などの照明・空調の省エネ稼動、トイレのヒーターやエアータオルの休止・自販機の節電運転時間延長など、様々な節電の取組みをつうじて、社員の環境意識向上に向けた啓発活動を積極的に実施しています。


※CO2 排出量の増加は、原発稼働停止等によるCO2排出係数の上昇が主な原因です。

[マルイグループ全体のCO2排出量削減]

マルイグループでは、各社ごとに、電気、ガス等のエネルギー使用について節電の実施や設備の効率化をすすめています。グループ会社のエイムクリエイツ(店装事業)は、2013年10月より倉庫ビル屋上に太陽光発電施設の施工を開始、2014年10月より稼動予定です。発電量は年間30万kwh、一般家庭100世帯分に相当します。発電した電力は電力会社へ売電し、CO2削減に貢献します。また、省エネ型デジタルサイネージ(電子看板)をお取引さまと共同開発しマルイ営業店に順次導入しています。
※デジタルサイネージは従来の広告看板と比較してCO2排出量が8%程少ないといわれています。
ムービング(物流企業)では、エコハイブリッド車やデジタルタコグラフの導入等による燃費向上や配送効率の改善等でCO2 削減に努めています。


▲太陽光発電設備


▲省エネ型デジタルサイネージ


▲エコハイブリッド車

[「Fun to Share」への参加]

環境省が企画する「Fun to Share」への参加企業として毎年「クールビズ」「ウォームビズ」を実施、「ライトダウンキャンペーン」には10年連続で参加しています。 6月21日(夏至)と7月7日(クール・アースデー)の両日に26店舗が参加し、両日ともマルイ各店では、屋上照明や看板照明を一斉に消灯。 省エネルギー、CO2削減の必要性を考える機会づくりに協力しています。


▲ライトダウンキャンペーン(新宿マルイ本館)


▲池袋マルイ


丸井川崎店で開催された打ち水イベント

[環境イベント]

企業の特性を活かして、若い世代のお客さまや来街者の皆さまにも地球温暖化の問題を一緒に考えていただこうと、環境対策に関連したイベントを行っています。ヒートアイランド現象が進行する都心の店舗を中心に各店で「打ち水キャンペーン」を開催、地域の皆さまやお客さまにもご参加いただき、ひとときの涼を演出しました。

サプライチェーン全体の温室効果ガス排出量把握の取組み

[『Scope 3』の温室効果ガス(GHG)排出量の算定]

マルイグループではこれまで算定していたScope1,2と合わせ、2013年度のサプライチェーン全体『Scope3』の温室効果ガス(GHG) 排出量を算定いたしました。マルイグループのサプライチェーン全体のGHG排出量について、今後も継続的に推移を確認し、削減ポイントを把握するとともに、算定値の精度の向上にも努めてまいります。

今年度は、自社活動が関わるサプライチェーン全体の排出量を把握し、今後の削減ポイントを検討していくことを目的としたため、15カテゴリのうち任意算定範囲も含めた13カテゴリを算定いたしました。(残りの2カテゴリは該当する事業なし)

省資源の取組み

[包装方法をおうかがいする取組み
(ナチュラッピング)]

マルイでは、さまざまなお客さまのご要望にお応えするため、販売時に「ちょうどいい」包装方法をおうかがいしています。この取組みの結果、簡易な包装で良い・まとめて欲しいという約5割のお客さまのご要望にお応えすることで、使用するビニール、ゴミの削減などの環境貢献にもつながっています。

[お客さまに聞いた「ちょうどいい」包装方法]

※お客さまから「包装は簡単でよい」「ゴミになるから袋は要らない」という声を頂くことが増えたので、マルイのお客さまにネットアンケートを実施しました。


マイバッグとキャンペーンポスター(国分寺マルイ)

感謝状

[食品レジ袋削減]

2007年に施行された改正容器リサイクル法に伴い、国分寺マルイ、ファミリー溝口の食遊館で実施していた「みんなが“MY BAG”持参キャンペーン」を2010年以降はすべての「まるい食遊館」で実施、レジ袋の削減に取組んでいます。レジ袋を使用されないお客さまの精算1件につき、3円の金額を環境団体や地元自治体に贈るもので、今後も地域の皆さまと気持ちをあわせて環境保全活動に取組んでいきます。

■特定非営利活動法人より感謝状

北千住マルイでは、「足立区」または、荒川のゴミ拾いなどを通して自然の回復をめざしている特定非営利活動法人「荒川クリーンエイド・フォーラム」を寄付先としてお客さまに選んでいただいております。2014年2月、この取組みを継続的にすすめてきた企業として、「荒川クリーンエイド・フォーラム」の20周年記念会で感謝状をいただきました。

贈呈先

(国分寺マルイ)
・公益財団法人「トトロのふるさと基金」

(ファミリ−溝口)
・NPO法人「多摩川エコミュージアム」

(北千住マルイ)
・NPO法人「荒川クリーンエイド・フォーラム」

(ファミリ−海老名)
環境保全活動団体「桂川・相模川流域協議会」

(ファミリ−志木)
・環境保全活動団体「川と街をきれいにする運動推進協議会」

(戸塚モディまるい食遊館)
・ボランティア活動団体「柏尾川 魅力づくりフォーラム」
・他各地元自治団体に提供

物流センターでの商品仕分け

[納品リサイクルBOXの導入]

グループ会社「ムービング」は、関東・関西の5つの物流拠点を中心に、ファッション物流事業を展開しています。マルイ店舗への納品については、使い捨てになってしまうダンボールの使用を中止し、折りたたみ式のコンテナ「リピートBOX」(通い箱)を導入し利用しています。結果として「ムービング」を起点とする物流用のダンボール使用はゼロとなっています。

[通販用サイズ可変BOXの導入]

「シューズをネットで注文して、おうちでフィッティング、お気に入りを選んで、残りは返送。」
お客さまのご要望に答えてスタートしたのが「ラクチン便」。 そのサービス開始にあたり、サイズが変えられる“ シューズ通販用可変BOX”を導入しました。 1足だけ返品の際はBOXを折り曲げ、ムダのないサイズで配送できるため、お客さまの利便性向上と運送負担の軽減をはかることができました。

[ハンガーリサイクル]

各店舗では、年間約140トンの大量のハンガーが不要になります。マルイでは1997年より百貨店統一ハンガーを導入し、納品後再び回収して返却する循環型の運用を実施しています。それ以外の不要ハンガーも分別し、プラスチック原料等に再資源化しています。

その他の省エネ・省資源の取組み

簡易包装、簡易ギフトパッケージ 生ゴミリサイクル(飼料・肥料化、バイオマス発電)
ペーパーレス化の推進 「グリーン購入」の推進(用度品)


環境データ

丸井グループは「マルイグループ環境方針」に基づき、環境負荷の少ない店舗運営を推進しています。
「環境負荷低減に向けた中期計画」を策定し、エネルギー消費量原単位年1%以上の改善をめざすと共に、廃棄物ごとのリサイクル施策を推進し、リサイクル率の向上をめざしています。

マルイ店舗における環境負荷の全体像

過年度推移